【寄付先探しのヒント】脱炭素社会の実現を目指すプロジェクト3選
2022-06-15 08:00:00
地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量を抑え、排出された温室効果ガスを回収・貯留などをすることで実質的な排出量をゼロにする「脱炭素」。この温室効果ガスの排出を抑制し、実質的な排出量をゼロにするという概念は、「カーボンニュートラル」ともよばれています。
現在、地球規模の課題である気候変動問題の解決に向けて、120以上の国と地域が「2050年カーボンニュートラル」という目標を掲げています。そうした動きを踏まえ、脱炭素社会の実現を目指す取り組みを推進している自治体が数多くあります。当記事では、そうした自治体を3つ、ご紹介します。こうした取り組みは、新たな産業と雇用の創出にもつながります。
現在、地球規模の課題である気候変動問題の解決に向けて、120以上の国と地域が「2050年カーボンニュートラル」という目標を掲げています。そうした動きを踏まえ、脱炭素社会の実現を目指す取り組みを推進している自治体が数多くあります。当記事では、そうした自治体を3つ、ご紹介します。こうした取り組みは、新たな産業と雇用の創出にもつながります。
【福岡県・遠賀町】小さな町から目指す地域脱炭素社会の実現
九州北部を流れる遠賀川の下流に位置する遠賀町では、北九州市周辺の市町で構成する北九州都市圏域の一員として、「連携中枢都市圏構想」を進めています。様々な事業が進められるなか、遠賀町では、持続可能なまちづくりを軸とした「脱炭素社会の実現」を目指しています。
具体的には、2030年までに、町内公共施設が100%再生可能なクリーンエネルギーによる運用を目指し、環境への負荷が少ない低コスト型太陽光・蓄電池による発電の実証モデルの構築し、町内の公共施設へ設置を進めています。
さらに、その実証モデルを、地域経済を支える中小企業などへ水平展開し、町内全域の脱炭素化を目指しています。また、エネルギーコスト削減により、地元企業の競争力強化も狙いとしています。
【福岡県・遠賀町】小さな町から目指す地域脱炭素社会の実現
具体的には、2030年までに、町内公共施設が100%再生可能なクリーンエネルギーによる運用を目指し、環境への負荷が少ない低コスト型太陽光・蓄電池による発電の実証モデルの構築し、町内の公共施設へ設置を進めています。
さらに、その実証モデルを、地域経済を支える中小企業などへ水平展開し、町内全域の脱炭素化を目指しています。また、エネルギーコスト削減により、地元企業の競争力強化も狙いとしています。
【福岡県・遠賀町】小さな町から目指す地域脱炭素社会の実現
【北海道・芦別市】再生可能クリーンエネルギー「木質バイオマス」利活用プロジェクト
北海道のほぼ中央に位置する芦別市では、地域の貴重な資源である豊富な森林資源を有効に活用するため、再生可能なエネルギー源となる木質バイオマス(林地残材)に着目し、利活用に取り組んでいます。
具体的な取り組みとしては、2014年3月に、市有施設で、芦別温泉、ホテル、芦別市B&G海洋センター(プール)からなる「健民センター施設群」に木質チップボイラー2台を導入し、そこから得られる熱エネルギーを通年利用しています。
今後も、木質チップ燃料を利用する施設の拡大を検討していますが、熱供給システムの構築や新たな木質バイオマスボイラーの整備・運用には、多額の初期費用と維持管理経費が必要です。
また、このプロジェクトの推進は、林地残材の収集・搬出、燃料化・配達など、地域に仕事を生み出すことにつながり、新たな産業と雇用の創出を実現させることができます。加えて、これまで石油代として域外に流出していた資金が地域内に留まることで、経済循環が図られます。
【北海道・芦別市】再生可能クリーンエネルギー「木質バイオマス」利活用プロジェクト
具体的な取り組みとしては、2014年3月に、市有施設で、芦別温泉、ホテル、芦別市B&G海洋センター(プール)からなる「健民センター施設群」に木質チップボイラー2台を導入し、そこから得られる熱エネルギーを通年利用しています。
今後も、木質チップ燃料を利用する施設の拡大を検討していますが、熱供給システムの構築や新たな木質バイオマスボイラーの整備・運用には、多額の初期費用と維持管理経費が必要です。
また、このプロジェクトの推進は、林地残材の収集・搬出、燃料化・配達など、地域に仕事を生み出すことにつながり、新たな産業と雇用の創出を実現させることができます。加えて、これまで石油代として域外に流出していた資金が地域内に留まることで、経済循環が図られます。
【北海道・芦別市】再生可能クリーンエネルギー「木質バイオマス」利活用プロジェクト
【福岡県・大野城市】ゼロカーボンシティ大野城推進プロジェクト
福岡県大野城市では、2021年2月22日「2050年二酸化炭素排出実質ゼロ」を目指す「ゼロカーボンシティ大野城」を宣言しました。宣言の実現に向けて、ゼロカーボンシティ大野城推進プロジェクトとして様々な事業の実施を予定しています。
具体的な取り組みとしては、1つ目は「啓発事業」です。ゼロカーボンシティ宣言を広く発信していくとともに、市民総ぐるみの脱炭素行動の実践に向け、地域での勉強会や、小学校での「生物多様性の保全に関する環境教育」の実施などに取り組んでいます。
2つ目は「CO2吸収源の確保」です。「伐(き)って・使って・植えて・育てる」という森林の循環利用を基本とし、荒廃竹林を伐採し、CO2吸収効果の高い樹種への植え替えや、森林保全・資源活用事業などを通じ、森林を活用したCO2吸収機能を向上させる取り組みを進めます。
3つ目は「温室効果ガスの排出抑制」です。家庭や事業活動での省エネの推進、再生可能エネルギーの活用によるエネルギーの脱炭素化、CO2排出量が少ないエネルギーへの転換などを柱とした取り組みを進めます。
【福岡県・大野城市】ゼロカーボンシティ大野城推進プロジェクト
「脱炭素社会」を目指す取り組みは、豊かな自然環境を次の世代に引き継ぎ、持続可能な社会の実現につながります。日本が、そして世界が取り組む地球規模の課題解決につながるよう、企業版ふるさと納税制度を通じて、脱炭素社会の実現に取り組む自治体に寄付をしてみませんか。
(遠藤香織)
具体的な取り組みとしては、1つ目は「啓発事業」です。ゼロカーボンシティ宣言を広く発信していくとともに、市民総ぐるみの脱炭素行動の実践に向け、地域での勉強会や、小学校での「生物多様性の保全に関する環境教育」の実施などに取り組んでいます。
2つ目は「CO2吸収源の確保」です。「伐(き)って・使って・植えて・育てる」という森林の循環利用を基本とし、荒廃竹林を伐採し、CO2吸収効果の高い樹種への植え替えや、森林保全・資源活用事業などを通じ、森林を活用したCO2吸収機能を向上させる取り組みを進めます。
3つ目は「温室効果ガスの排出抑制」です。家庭や事業活動での省エネの推進、再生可能エネルギーの活用によるエネルギーの脱炭素化、CO2排出量が少ないエネルギーへの転換などを柱とした取り組みを進めます。
【福岡県・大野城市】ゼロカーボンシティ大野城推進プロジェクト
「脱炭素社会」を目指す取り組みは、豊かな自然環境を次の世代に引き継ぎ、持続可能な社会の実現につながります。日本が、そして世界が取り組む地球規模の課題解決につながるよう、企業版ふるさと納税制度を通じて、脱炭素社会の実現に取り組む自治体に寄付をしてみませんか。
(遠藤香織)