【寄付先探しのヒント】歴史のまち、京都市を応援したい
2022-04-01 08:00:00
1200年を超える歴史をもつ京都市は、企業版ふるさと納税を事業に活用しようと、様々な取り組みを進めています。なかでも文化の継承や景観の保全など、歴史遺産を未来につなげようとする取り組みは歴史ある京都ならではの取り組みといえます。今回は、自然や文化遺産を次世代につなげようとする取り組みを紹介します。
祇園祭を次世代へ!~伝統継承プロジェクト~
八坂神社社伝によると、祇園祭の起源は貞観11年(869)に遡ります。当時、国内各地で発生した天変地異や疫病の流行を受け、全国の安寧を祈るために66本の矛を立て、神輿を神泉苑に送り、これを祇園御霊会と称したのが起源とされています。
毎年7月17日と24日に執り行われる「山鉾巡行」は「動く美術館」ともいわれるほど壮麗で、京都の夏を華やかに彩る風物詩でもあります。室町時代にはすでに特色ある山鉾があったといわれ、その後数百年の歴史を有する山鉾巡行などが催されており、「京都祇園祭の山鉾行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されるとともに、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
祇園祭は、美しいまちづくりに地域とともに取り組んでいる「祇園祭ごみゼロ大作戦」や、今では祇園祭に欠かせない存在となっている「京都・祇園祭ボランティア21」なども加わり、1万人以上ともいわれる人々が携わる一大行事となっています。
京都市は、この伝統行事を次の世代に継承するため、様々な支援を行っています。しかし、新型コロナウイルス感染拡大を受け、2020年、2021年の山鉾巡行が中止になり、巡行の大きな財源となっていた有料観覧席券の販売も中止となりました。世界に誇る祇園祭を未来へと受け継ぐためには、外部からの税源確保が必要となっています。
【京都府・京都市】祇園祭を次世代へ!~伝統継承プロジェクト~
毎年7月17日と24日に執り行われる「山鉾巡行」は「動く美術館」ともいわれるほど壮麗で、京都の夏を華やかに彩る風物詩でもあります。室町時代にはすでに特色ある山鉾があったといわれ、その後数百年の歴史を有する山鉾巡行などが催されており、「京都祇園祭の山鉾行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されるとともに、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
祇園祭は、美しいまちづくりに地域とともに取り組んでいる「祇園祭ごみゼロ大作戦」や、今では祇園祭に欠かせない存在となっている「京都・祇園祭ボランティア21」なども加わり、1万人以上ともいわれる人々が携わる一大行事となっています。
京都市は、この伝統行事を次の世代に継承するため、様々な支援を行っています。しかし、新型コロナウイルス感染拡大を受け、2020年、2021年の山鉾巡行が中止になり、巡行の大きな財源となっていた有料観覧席券の販売も中止となりました。世界に誇る祇園祭を未来へと受け継ぐためには、外部からの税源確保が必要となっています。
【京都府・京都市】祇園祭を次世代へ!~伝統継承プロジェクト~
こころのふるさと京都の景観を次世代へ!
京都市は、古くから「山紫水明の都」と称され、景観が美しいことで知られています。盆地にあり、市街地からは三方を囲む山々を見渡せ、鴨川をはじめとした豊かな水辺の空間や京町家などの歴史的な建造物からなる風情あるまち並みなど、自然と歴史・文化遺産が渾然一体となり、京都特有の景観をつくりだしています。
これらを保全し次世代に継承していくために、京都市では次のような取り組みを行っています。
・京町家の改修や維持修繕への費用補助
・京町家の活用・改修方法の提案や京町家を活用したい方とのマッチングの提案
・嵯峨嵐山をはじめとした竹林や森林などの維持管理
・京都らしい景観の核となる建造物に対する修理費用などの一部を補助
・伝統的なまち並みのある産寧坂地区、祇園新橋地区、嵯峨鳥居本地区及び上賀茂地区にある建造物の修理費用などの一部を補助
「こころのふるさと京都」の魅力でもある景観を守り、育て、50年後、100年後の未来へ引き継ぐため、企業からの支援が求められています。
【京都府・京都市】こころのふるさと京都の景観を次世代へ!
これらを保全し次世代に継承していくために、京都市では次のような取り組みを行っています。
・京町家の改修や維持修繕への費用補助
・京町家の活用・改修方法の提案や京町家を活用したい方とのマッチングの提案
・嵯峨嵐山をはじめとした竹林や森林などの維持管理
・京都らしい景観の核となる建造物に対する修理費用などの一部を補助
・伝統的なまち並みのある産寧坂地区、祇園新橋地区、嵯峨鳥居本地区及び上賀茂地区にある建造物の修理費用などの一部を補助
「こころのふるさと京都」の魅力でもある景観を守り、育て、50年後、100年後の未来へ引き継ぐため、企業からの支援が求められています。
【京都府・京都市】こころのふるさと京都の景観を次世代へ!
世界遺産・二条城本格修理事業、三条大橋の補修・修景~三条大橋を未来へ~
京都市では世界遺産である二条城や、鴨川に架かる三条大橋など、歴史遺産の補修事業にも企業版ふるさと納税を活用しています。
二条城では、築城以来400年ぶりの大工事となる本格修理を行っており、総額100億円を超える巨額の資金を必要としています。この資金確保のため「世界遺産・二条城一口城主募金」により支援を募っており、一日城主ご招待などのベネフィットも用意されています。事業は2011年度から始まり、これまでに、唐門・築地、東大手門、番所などの保存修理工事が完了しています。本格修理の期間は約20年間の予定です。
【京都府・京都市】世界遺産・二条城本格修理事業
二条城では、築城以来400年ぶりの大工事となる本格修理を行っており、総額100億円を超える巨額の資金を必要としています。この資金確保のため「世界遺産・二条城一口城主募金」により支援を募っており、一日城主ご招待などのベネフィットも用意されています。事業は2011年度から始まり、これまでに、唐門・築地、東大手門、番所などの保存修理工事が完了しています。本格修理の期間は約20年間の予定です。
【京都府・京都市】世界遺産・二条城本格修理事業
鴨川に架かる三条大橋の歴史は室町時代まで遡ります。橋の象徴ともいえる木製高欄の擬宝珠(ぎぼし)には、天正18年(1590)、豊臣秀吉が増田長盛に命じて三条大橋を架けたことなどが刻まれており、幕末のものとされる刀傷も残っています。
これまでの二百数十年間で20回を超える洪水被害を受けており、17世紀半ばから幕末にかけて35回の改修工事が行われてきました。現在の三条大橋は、昭和25年(1950)につくられたもので、木製高欄は昭和49年(1974)に更新されたものです。本事業では、老朽化が進む木製高欄の更新など、日本が誇る歴史ある橋を次世代へとつなげます。
【京都府・京都市】三条大橋の補修・修景~三条大橋を未来へ~
貴重な文化遺産を適切に維持管理し、未来へつなぐためには、多くの資金や多くの人々の協力が必要です。企業版ふるさと納税を通して寄付することは、手軽に事業を支援し、また参加できる方法のひとつです。文化の継承に興味をおもちでしたら、日本の歴史が詰まった京都市への支援を検討してはいかがでしょうか。
(日下智幸)
これまでの二百数十年間で20回を超える洪水被害を受けており、17世紀半ばから幕末にかけて35回の改修工事が行われてきました。現在の三条大橋は、昭和25年(1950)につくられたもので、木製高欄は昭和49年(1974)に更新されたものです。本事業では、老朽化が進む木製高欄の更新など、日本が誇る歴史ある橋を次世代へとつなげます。
【京都府・京都市】三条大橋の補修・修景~三条大橋を未来へ~
貴重な文化遺産を適切に維持管理し、未来へつなぐためには、多くの資金や多くの人々の協力が必要です。企業版ふるさと納税を通して寄付することは、手軽に事業を支援し、また参加できる方法のひとつです。文化の継承に興味をおもちでしたら、日本の歴史が詰まった京都市への支援を検討してはいかがでしょうか。
(日下智幸)