「美ら海(ちゅらうみ)」とは、沖縄の言葉で「美しい海」を意味します。この言葉は、私たち本部町(もとぶちょう)の誇りです。当町は沖縄県の本島北部に位置し、西に東シナ海を望み、東には雄大なカルスト地形や八重岳(やえだけ)などの、美しい自然に恵まれています。 八重岳には約7,000本の寒緋桜(カンヒザクラ)が植生しており、例年1月中旬の開花シーズンには、桜前線のスタート地としてニュースなどで紹介されています。美しい桜は先人が守り続けてきたものであり、現代に生きる私たちもその恩恵を受けています。 しかし昨今は、マイクロプラスチックなどの海洋ごみや、赤土の流出、猛烈な繁殖力をもつ外来生物のツルヒヨドリなどによって、美しい自然が変わりつつあります。さらに2021年秋に発生した海底火山が起因とされる軽石被害も甚大なものとなり、サンゴ礁や海洋生物の生態系にも悪影響を及ぼしています。 当町は豊かな自然を次世代の子どもたちにつなぐため、海洋ごみの回収やサンゴ礁・海洋生物の保護、桜の補植などに取り組みます。 当町が大切にしている自然の豊かさを知っていただければと考えています。
八重岳は、ふもとから山頂まで続く約4㎞の道沿いに桜が植生しています。車上からでも花見を楽しむことができ、コロナ禍でも来場者に楽しんでいただくことができます。 約7,000本ある桜は、4名の作業員が日々手入れを行っていますが、作業範囲が広大であり、老木化も進んでいるため、桜並木の保全に多額の費用ががかっています。 海に関しても、海辺に漂着するプラスチックごみの回収をボランティアの力を借りて行っています。作業に必要なごみ袋の配布や回収したごみの運搬・処理など、こちらにも多額の費用が発生しています。 さらに2021年に発生した海底火山噴火が起因とみられる大量の軽石の漂着も問題となっています。海洋生物が軽石を誤食してしまったり、船のスクリューが吸い込む恐れがあるため、漁船やフェリーの運航に支障が出るなど、大きな被害が出ています。軽石の回収作業は、ボランティアだけでは困難な状態です。 「美ら海・美ら山」の回復と保全には、多くの人手と経費が必要であるため、寄付金を活用したいと考えています。美しい自然を後世へつなぐ当町の取組みに、ぜひご協力をお願いします。
当町では、自然環境の保全に関する活動として、以下に取り組んでいます。 ・ボランティアによる海岸清掃活動等の支援 ・海岸に漂着するプラスチックごみ等の回収 ・サンゴ礁の保全活動 ・赤土の流出防止活動 ・八重岳の桜の新植・保全活動
当町では、豊かな「美ら海」「美ら山」を後世につなぐため、継続的な保全活動に取り組む必要があると考えています。 ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。