発信できる市民クリエイターを育成する「合志市クリエイター塾」を開催して、7年目を迎えます。6年間で一緒に学んだのは、のべ160人。13歳から68歳の幅広い年齢層の塾生が、3か月間のグループワークを経て1本の映像を完成させます。文化や風土が異なる者同士が、意見を出し合い、テーマに沿った映像を制作する中で、ものの考え方や協力し合うことの大切さや前向きな姿勢を学んでいきます。 卒業生に対しては、起業・創業に向けた支援を行っています。
「合志市クリエイター塾」は、映像制作やコンテンツに興味を持つ人にとって、学びの場を提供し続けたいと考えています。また、塾卒業生にとってもスキルアップできる場所であり続けたいと考えています。 継続的な学びの場を担保するため、塾運営費用の確保のために寄付を募りたいと考えています。
地元の魅力を発信できる「市民クリエイター」の輩出を目的に始めた事業ですが、感性豊かな卒業生を次のステップ（起業・創業）へと導きたいと考えています。個々のクリエイターの特徴を活かし、新たな創造を生み出す行動は、地域の活性化に繋がり、塾生のイキイキとした姿は、地域の活力の循環剤になっており、周囲へも元気を与えています。卒業生の中には、NPO法人を設立したり、親子で起業したり、協同できる仲間を得て、プロジェクト毎に結びつく活動を進めている人もいます。 自分だけではなく、周囲の人への幸福度を増すことができるプロジェクトです。
事務局として、塾の運営にパワーを注いできましたが、卒業後の塾生の活動支援や起業・創業に伴うアドバイスが不足しています。今後、塾生同士のつながりを更に深め、新たなプロジェクトに発展する中で、支援体制の強化と環境整備やマンパワーを十分にすることが課題です。
普段の姿（中学生や医療関係など）とは異なる姿（撮影や編集など）で、人生を輝かせる塾生に、今後も伴走したいと思っています。自己啓発にとどまらず、単純に「好き」だと思えることを楽しく活動できることは、周りの人からも輝いて見えるもので、個人のみならず周囲の人たちまでも幸せにできるパワーを持っていると思います。プラス思考の波及を今後も継続していきたいと考えています。
