【寄付企業に聞く】リーディングカンパニーの自負をもって社会に貢献～大阪府・株式会社オンテックス～

企業版ふるさと納税,社会貢献,SDGs,株式会社オンテックス

2022-06-17 08:00:00

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塗装工事の売上全国1位、累計施工実績14万件以上、全国の支店数65支店。これがオンテックスを表す数字です。外壁塗装や屋根のリフォームの分野においては日本のトップ企業といえますが、その地位に甘んじることなく、よりよい商品を提供するために日々研鑽を重ねているといいます。

好調な業績を維持している要因のひとつは、その一貫体制にあります。「弊社の特徴は、製品の開発から販売、施工までを自社で行っていること。いい商品があっても技術が伴わなければお客様にご満足いただけません。いい製品を確かな技術で施工することで、製品本来の機能を発揮する。だから施工後も、お客様といい関係を続けられています」と、小笹会長は話します。

また、自社が運営する職業訓練校「オンテックス・テクニカルスクール」では、リフォーム工事に必要な様々なスキルをもった技能士を育成しています。「目標は、現場での自社技能士比率100％。職人がマルチな技能をもつことで、結果的に施工料金を抑えることにつながります」と、小笹会長は多能工育成の大切さを話します。

リーディングカンパニーとしての自負とともに、長年にわたって続けているのが寄付などの社会貢献活動です。2017年には、日ごろから地域を支えてくれる大阪市消防局に、感謝を込めてミニ消防車とマイクロバスを寄贈しました（＝写真）。近年では、新型コロナウイルス助け合い基金や、ウクライナへの人道支援などにも寄付を行っています。

今回、ふるさとコネクトから寄付を行ったのは京都市の「世界遺産・二条城本格修理事業」と、錦町の「子どもたちの笑顔が溢れる居場所づくりプロジェクト」です。「京都市は、自分が卒業した大学のキャンパスがあるなど思い入れが深いまち。築城から約400年ぶりの大工事となる本格修理を続けていますが、コロナ禍などの影響で資金不足とお聞きしたのがきっかけです。建築業に携わる身としても、少しでもお役に立ちたいという思いがありました」と小笹会長は話します。

一方の錦町のプロジェクトは、「子どもの居場所をつくる」という趣旨に賛同したといいます。オンテックスは、数年前から子ども食堂に取り組んでおり、本社ビルの1階にカーペットやテーブルを設置して子どもたちに食事を提供してきました。「コロナ禍でしばらく実施できていないため、同様の取り組みを行っている錦町をサポートしたいと考えました。自治体のために少しでも力になれれば」と、寄付への思いを話してくれました。

大阪府富田林市には、自社が運営するスーパー銭湯があった関係で寄付する機会も多く、官民連携につながっていると小笹会長は話します。「寄付をきっかけに、自治体とのつながりが深まったケースもありました」としながらも「どんな形であれ、必要とされる限り支援は続けたい。寄付金を自治体などの事業にお役立ていただければそれだけで満足です」と、社会貢献活動に見返りを求めない姿勢は当初から変わらないといいます。

今回、初めてふるさとコネクトを通して寄付を行った小笹会長。「サポートもしっかりしていて、スムーズに手続きを進められました」と満足いただいた様子。「寄付先や金額は毎回熟考したうえで決めています。これからも事業の内容を吟味するのはもちろん、自治体の思いが伝わる事業など、興味を引かれたものに支援をしていきたい」と今後の抱負を話してくれました。
（日下智幸）

【京都府・京都市】世界遺産・二条城本格修理事業

【熊本県・錦町】子どもたちの笑顔が溢れる居場所づくりプロジェクト

大阪市に本社をもつ、外壁塗装のリーディングカンパニー。自社で製品を開発し、自社で育成した多くの技能士が施工するという一貫体制により、「製造」「販売」「施工」で確かな品質を提供。より耐久性の高い塗装を実現するため、塗料メーカーと協力しながら新塗料の開発にも取り組んでおり、数々の特許も取得しています。
大阪本社の2階にはショールーム（＝写真）があり、企業の歴史や最新の塗装技術などを展示・紹介しています。
住所：大阪府大阪市浪速区湊町2-2-45
電話：06-6632-4116
株式会社オンテックス