【寄付先探しのヒント】デジタル化でまちづくりを進めるプロジェクト3選
2022-04-08 08:00:00
今、デジタル化の推進は国を挙げて進められていることは周知のとおりです。このデジタル化事業を、強力に推し進めている静岡県焼津市、宮崎県都城市、熊本県高森町の取り組み方を紹介します。
そこには、観光・産業の活性化、市民サービスの充実、教育分野など、それぞれのまちの事情に合わせた丁寧な計画がありました。
そこには、観光・産業の活性化、市民サービスの充実、教育分野など、それぞれのまちの事情に合わせた丁寧な計画がありました。
【静岡県・焼津市】観光・産業分野へのデジタルマーケティング活用事業
漁業のまちとして知られる静岡県焼津市では、市の魅力をまとめた動画を配信することで得られる情報を分析し、海外からの観光客向けの施策や水産加工業の商品展開などに活かす取り組みを進めています。
市が制作した動画は「Yaizu City, Japan 8K - 焼津市」という、漁港の作業風景など焼津の日常の魅力を4分18秒にまとめた動画で、これを焼津市の公式YouTubeチャンネルで公開しています。併せて静岡県への来訪者が多い国と地域(台湾、韓国、香港、タイ、アメリカ、オーストラリア、イギリス、マレーシア、ベトナム)と国内へ向けては、デジタル広告を活用して、プロモーション動画や多言語サイトへの誘導を行いました。
その結果、YouTube動画の再生数は1,700万回以上、多言語WEBサイトの閲覧者は9万人超の大きな成果を挙げるに至りました(2021年3月末時点)。
市では、国・地域別の動画閲覧数などの様々なデータを、観光はもとよりまちづくりの施策にも活かしていく計画で、寄付に加えて、ビッグデータの活用に精通した企業などとの連携・協力も期待しています。
【静岡県・焼津市】観光・産業分野へのデジタルマーケティング活用事業
市が制作した動画は「Yaizu City, Japan 8K - 焼津市」という、漁港の作業風景など焼津の日常の魅力を4分18秒にまとめた動画で、これを焼津市の公式YouTubeチャンネルで公開しています。併せて静岡県への来訪者が多い国と地域(台湾、韓国、香港、タイ、アメリカ、オーストラリア、イギリス、マレーシア、ベトナム)と国内へ向けては、デジタル広告を活用して、プロモーション動画や多言語サイトへの誘導を行いました。
その結果、YouTube動画の再生数は1,700万回以上、多言語WEBサイトの閲覧者は9万人超の大きな成果を挙げるに至りました(2021年3月末時点)。
市では、国・地域別の動画閲覧数などの様々なデータを、観光はもとよりまちづくりの施策にも活かしていく計画で、寄付に加えて、ビッグデータの活用に精通した企業などとの連携・協力も期待しています。
【静岡県・焼津市】観光・産業分野へのデジタルマーケティング活用事業
【宮崎県・都城市】デジタル化推進事業
宮崎県内で2番目に多い人口を有する都城市は、全国トップクラスの普及率を誇るマイナンバーカードを活かしたデジタル化推進に取り組んでいます。
取り組みは、「市民サービス」「自治体経営」「地域社会」の3分野を軸に進められています。具体的には、市民サービスの分野では、行政手続きの簡素化やSNSの活用などを、自治体経営の面ではAIの積極活用などを、地域社会の分野では物産品のオンラインショップを展開するなどを、各方面でデジタルを活用した施策を進めています。
また、市は「誰一人取り残さないデジタル化」を目標にしており、スマートフォンの使い方講習会の開催や、高齢者の割合が高い中山間地域を含めた徹底したヒアリング調査で市民の困りごとの解決に取り組んでいます。
デジタル化は、人口減少問題への対策にも有効と考える市では、これまでの数多くの実証実験の経験を活かして、デジタル分野のノウハウをもつ企業との協働を求めています。
【宮崎県・都城市】デジタル化推進事業
取り組みは、「市民サービス」「自治体経営」「地域社会」の3分野を軸に進められています。具体的には、市民サービスの分野では、行政手続きの簡素化やSNSの活用などを、自治体経営の面ではAIの積極活用などを、地域社会の分野では物産品のオンラインショップを展開するなどを、各方面でデジタルを活用した施策を進めています。
また、市は「誰一人取り残さないデジタル化」を目標にしており、スマートフォンの使い方講習会の開催や、高齢者の割合が高い中山間地域を含めた徹底したヒアリング調査で市民の困りごとの解決に取り組んでいます。
デジタル化は、人口減少問題への対策にも有効と考える市では、これまでの数多くの実証実験の経験を活かして、デジタル分野のノウハウをもつ企業との協働を求めています。
【宮崎県・都城市】デジタル化推進事業
【熊本県・高森町】「ICT教育・GIGAスクール構想TAKARAの杜」プロジェクト
熊本県高森町では、情報通信基盤の整備と各方面のデジタル化を進めています。2013年には個人負担のない、町内全住宅・事業所・施設への、インターネットとケーブルテレビが利用可能な光回線の敷設を実施しました。
さらに新たな目標として、日本一のICT教育プラットフォーム「ICT教育・GIGAスクール構想TAKARAの杜」の構築を掲げ、すでに町立の全小中学校の生徒に対し、ひとり一台のタブレット端末を導入しています。
今後は、さらに遠隔教育を推し進めるため、「タブレットを活用した1対1による遠隔授業の実施」「特別な配慮を要する児童生徒を支援するための遠隔授業やカウンセリングの実施」「社会教育施設などと連携した、質の高い遠隔授業の実施」「教科・単元の狙いに応じた遠隔授業を組み立て、児童主体の双方向の対話を通じた深い学びの実現」を実現していく方針です。
一方では、一定の期間ごとに不可欠な機器の更新や、教職員のキャリアアップのための費用を確保する必要があり、関心の高い企業の支援を必要としています。
【熊本県・高森町】「ICT教育・GIGAスクール構想TAKARAの杜」プロジェクト
3つの自治体ともに、まちの特徴に合わせた、細やかな計画でデジタル化を進めていることがよくわかります。海外に比べて遅れているとされるデジタル化促進に、ぜひ民間の活力と能力を提供してください。
(オフィス・プレチーゾ 桜岡宏太郎)
さらに新たな目標として、日本一のICT教育プラットフォーム「ICT教育・GIGAスクール構想TAKARAの杜」の構築を掲げ、すでに町立の全小中学校の生徒に対し、ひとり一台のタブレット端末を導入しています。
今後は、さらに遠隔教育を推し進めるため、「タブレットを活用した1対1による遠隔授業の実施」「特別な配慮を要する児童生徒を支援するための遠隔授業やカウンセリングの実施」「社会教育施設などと連携した、質の高い遠隔授業の実施」「教科・単元の狙いに応じた遠隔授業を組み立て、児童主体の双方向の対話を通じた深い学びの実現」を実現していく方針です。
一方では、一定の期間ごとに不可欠な機器の更新や、教職員のキャリアアップのための費用を確保する必要があり、関心の高い企業の支援を必要としています。
【熊本県・高森町】「ICT教育・GIGAスクール構想TAKARAの杜」プロジェクト
3つの自治体ともに、まちの特徴に合わせた、細やかな計画でデジタル化を進めていることがよくわかります。海外に比べて遅れているとされるデジタル化促進に、ぜひ民間の活力と能力を提供してください。
(オフィス・プレチーゾ 桜岡宏太郎)