令和7年7月27日、「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録されて、1周年を迎えました。 かつて「黄金の国ジパング」と呼ばれた日本。 その日本にあって、佐渡には、400年以上にわたって採掘が続けられてきた金銀山とその鉱山技術の変遷を伝える遺跡が数多く残されています。 江戸時代には日本最大の金銀山として世界有数の産出量を誇り、幕府の財政を支えました。 佐渡には金銀山を目当てに全国各地から大勢の人が集まり、最盛期には約5万人もの人が暮らした鉱山都市・相川が誕生しました。 佐渡で確立された鉱山技術や経営方法は、国内各地の鉱山開発にも大きな影響を与えたといわれています。 日本は黄金の国として世界に知られていましたが、佐渡はその中心的存在だったと言われています。佐渡の金銀山がもたらした歴史・文化を次世代に継承していくべく、その保存・活用を進めています。 世界文化遺産の構成資産や関連する国文化財の保存管理をはじめ、佐渡を訪れた方が長期間楽しんでいただけるような着地型旅行商品の造成及び磨き上げを行います。