恩納村は、風光明媚で豊かな自然に恵まれており、穏やかな暮らしとともに、国内有数の観光・リゾート地として発展してきました。 自然環境の保全は、村民が健康で文化的な生活を営むうえでも重要であることから、 当村では環境に優やさしい地域づくりを目指す「サンゴの村」を2018年に宣言しており、 それが認められて、2019年には内閣府より「SDGs未来都市」に選定されております。 この恵まれた自然環境を次世代に引き継ぐことは目下の課題であり、 地域資源を活かした地域経済との交流のさらなる活性化により、本村の持続的な村づくりを目指しています。 そこで恩納村では2021年度よりSDGsパートナシッププロジェクト『UNNA魂Project』として 恩納村立うんな中学校3年生の生徒が、企業と共同で「新たな地域の価値づくり」をテーマに、 地域課題を解決するプロジェクトを実施しております。 子どもたちには、成功体験や社会とのつながりを感じてもらうと同時に、 地元の魅力に改めて目を向けてもらい、地域の活性化を担う人材育成につなげます。
恩納村立うんな中学校は1学年3組(A、B、C組)となっており、1組毎に地域課題解決を図ることとしております。 初年度となる2021年度には『Project1“UNNA魂”』 3年A組は本村の特産品であるパッションフルーツを使った≪パッションフルーツ酢“パっと酢まいる”≫ 3年B組は”森のアイスクリーム”といわれる亜熱帯果樹アテモヤを使った≪アモサンド≫ 3年C組は環境に配慮した日焼け止め≪ちゅらかふUVカットミルク≫ の3品を開発しました。 【2021年度プロジェクトの様子は下記URLより】 https://youtu.be/b3qgZKVtmzM 2年目となる2022年度は『Project2“UNNA魂”』 3年A組は、「防災×福祉」をテーマに恩納村内での自然災害や緊急時に車いす利用者などが安全に避難するのを促す≪モバイルアプリ作成ツール「Platio」≫ 3年B組は、小笠原諸島にある海底火山で大規模な噴火が発生し、沖縄などの沿岸に大量に漂着して猛威をふるった「軽石」をテーマとして、その軽石を使った≪軽石アクセサリー≫ 3年C組は、恩納村の特産品である「アーサ」をテーマとして、カルビー株式会社の≪堅あげポテト でーじまーさんアーサそば味≫ の3品を開発しました。 【2022年度プロジェクトの様子は下記URLより】 https://youtu.be/DHaDSerrXgM 3年目となる2023年度は『Project3“UNNA魂”』 3年A組は、「環境」をテーマに恩納村内での下水道に着目し、下水の≪マンホール≫ 3年B組は、「観光」をテーマに恩納村の観光資源である歴史ロードを主体とした≪CM製作≫ 3年C組は、自然災害が発生した場合に重要となる≪防災食≫ の3品を開発しました。 【2023年度プロジェクトの様子は下記URLより】 https://youtu.be/Z2BSGNK5v4A?si=wOoveXaxQNhp7mJ9
この地域課題解決プロジェクトは、当面の目標として SDGsのゴールである2030年まで実施することとしており、これには運営費などの資金が必要です。 また、子どもたちに社会との繋がりを感じてもらうということで、これまでうんな中学3年生と企業の皆さまと共同で SDGsパートナーシッププロジェクトを実施してきたことから、これからも本プロジェクトにご協力いただける企業が必要です。 恩納村は、本プロジェクトを通じて、企業版ふるさと納税でのご支援や本プロジェクトへの協力企業として、 ご賛同・ご協力いただける企業の皆さまにお会いできるのをお待ちしております。
恩納村の人口は微増傾向にありますが、18歳未満の子どもは減少していることから少子高齢化が進み、 厳しい状況にあります。観光・リゾート地として発展してきた一方で、課題も多いと感じています。 そこで本村のファンをもっと増やし、多くの人に関わっていただくことで村の可能性を広げ、 子供たちのひらめきと、協力企業のノウハウを掛け合わせた相乗効果やご支援で地域課題を着実に解決していきたいと考えています。 企業の皆さまには、本村でのさまざまな取り組みが実を結んでいく過程を、一緒に見守っていただければと思います。 ご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。