羅臼町は北海道の最北東端に位置し、知床世界自然遺産を抱える町です。 漁業が基幹産業で、通年で様々な魚種が水揚げされることから『豊漁の海』とも言われています。 資源が豊富な海では、大型の鯨類も生息することができ、シャチやマッコウクジラなどを観察する観光船も出航します。 そんな羅臼町も将来のまちづくり人材が減少していおり、地域の不活性化による町民サービスの低下が懸念され『人が住む』『人を育む』環境の整備が急務となっています。 また、2021年には世界自然遺産を有する町の責務として『羅臼町ゼロカーボンシティ宣言』を行い、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることとし、産業の発展だけでなく環境保全の取り組みを一層進めることとしています。 ≪課題解決に向けて≫ 地域で働くための施策に重点を置きつつ、福祉施策や社会基盤整備、地域の安定した雇用の創出と活性化に取り組むことで、若者の雇用の場の創出、若い世代が将来に希望を持てるまちづくりを推進します。 また、世界自然遺産「知床羅臼町」は、豊かな自然環境を未来に引き継ぐため、野生生物との共存や脱炭素、地球規模の環境施策など、持続的な自然環境の保全に取り組みます。