羅臼町は北海道の最北東端に位置し、知床世界自然遺産を抱える町です。 漁業が基幹産業で、通年で様々な魚種が水揚げされることから『豊漁の海』とも言われています。 資源が豊富な海では、大型の鯨類も生息することができ、シャチやマッコウクジラなどを観察する観光船も出航します。 そんな羅臼町も将来のまちづくり人材が減少していおり、地域の不活性化による町民サービスの低下が懸念され『人が住む』『人を育む』環境の整備が急務となっています。 また、2021年には世界自然遺産を有する町の責務として『羅臼町ゼロカーボンシティ宣言』を行い、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることとし、産業の発展だけでなく環境保全の取り組みを一層進めることとしています。 ≪課題解決に向けて≫ 地域で働くための施策に重点を置きつつ、福祉施策や社会基盤整備、地域の安定した雇用の創出と活性化に取り組むことで、若者の雇用の場の創出、若い世代が将来に希望を持てるまちづくりを推進します。 また、世界自然遺産「知床羅臼町」は、豊かな自然環境を未来に引き継ぐため、野生生物との共存や脱炭素、地球規模の環境施策など、持続的な自然環境の保全に取り組みます。 ●基本目標1 若い世代が安心して働ける魅力ある産業の振興 ・ふるさと納税(返礼品)の推進 ・水産資源の増養殖に係る実証試験及び研究 ・水産業、酪農業等第一次産業の安定経営に資する支援 ・企業誘致と新企業の参入による雇用の創出 ・医療・看護・介護職及び事業所への支援制度の推進 等 ●基本目標2 知床羅臼町の魅力を活かした移住、定住の推進 ・国内各学校への修学旅行誘致活動 ・地域おこし協力隊の積極的な活用 ・就業体験付き等の移住体験事業の実施 ・移住相談会やオンライン移住相談等の実施 ・空き住宅の活用等に関する制度の創設 等 ●基本目標3 結婚・出産・子育てをしやすい環境と未来を担う子どもたちの教育環境の整備 ・放課後児童クラブ事業 ・園児・児童・生徒の医療費無償化 ・幼小中高一貫教育による知床学の推進 ・生徒や保護者から選ばれる高校づくり 等 ●基本目標4 若い世代が主体となった知床羅臼みらいづくりの推進 ・Kプロジェクト(アンダー60 創造会議、オーバー60 協力隊、未来創造事業) ・知床羅臼 NOASOBI・MANABI プロジェクト ・水道・温泉の安定供給施策の検討 ・ゼロカーボンシティーの推進 ・地域公共交通計画の策定 等
羅臼町では令和3年3月にゼロカーボンシティ宣言を行い、豊かな自然の恵みを守り、安心して住み続けられる「知床 羅臼」を未来につないでいくため「ゼロカーボンシティ」を目指しています。 羅臼町は自然エネルギーが豊富で、特に地熱に関しては、3本の泉源を有しており、古くから温泉熱を暖房等に利用してきています。 一方で、世界自然遺産を有する町として、自然環境の保全に最大限の配慮が必要です。 今後、再エネ導入による地域力強化と産業振興、温泉熱を活用した再エネ発電と新規産業の創出、知床の自然の持続的な保全と観光振興などを進めていく予定です。 これらの実現に向けて、企業版ふるさと納税による寄付を募集しています。 https://www.rausu-town.jp/img/files/kigyoubanfurusatonouzei.pdf