【寄付企業に聞く】被災からの1日も早い復旧を願って~愛知県名古屋市・株式会社吉田塗装店~
2022-02-25 08:00:00
代表取締役の吉田秀樹社長(=写真左)と取締役の横井隼人さん(=写真右)

ふるさとコネクト(ふるコネ)のサイトから寄付を実施した企業に話を聞くシリーズ。今回は、令和2年九州豪雨(令和2年7月豪雨)災害で被災した熊本県水上村への緊急支援として寄付をした、愛知県名古屋市にある株式会社吉田塗装店です。なぜこのプロジェクトに寄付をすることにしたのか、そのきっかけや経緯をお聞きしました。

他人ごととは思えない。被害の大きさを目の当たりにして復旧・復興を支援

代表取締役の吉田秀樹社長(=写真左)と取締役の横井隼人さん(=写真右)
今回、話をお聞きしたのは、愛知県名古屋市にある株式会社吉田塗装店。代表取締役の吉田秀樹社長(=写真左)と取締役の横井隼人さん(=写真右)はじめ、愛知県、岐阜県、三重県の東海3県を中心に外壁塗装などを行っている施工会社です。「企業版ふるさと納税の寄付先を探している際に目にとまったのが、水上村への緊急支援でした。水害からは時間が経っていましたが、掲載されている写真を見て、改めて水害の恐ろしさを思い知りました」と吉田社長は話します。
土砂
名古屋市の青年経営者の集まりなどでSDGsに取り組んでいる企業が増えていることを知り、そうしたつながりのなかで社会貢献の大切さを知ったと言う吉田社長。「起業から8期目を迎え、社会貢献への取り組みを考え始めたころでした」。これまでは、仲間の企業との連名で被災地へ寄付したり、コロナ禍でマスク不足が続いていた際に、購入したマスクを自治体に送ったりと、寄付そのものにはむしろ積極的な考えだったといいます。

【熊本県・水上村】令和2年九州豪雨災害からの復旧・復興に向けた緊急支援
(受付終了分)

社員の総意で寄付先を決定。迷うことなく寄付を実施

代表取締役の吉田秀樹社長(=写真左)と取締役の横井隼人さん(=写真右)
「寄付を行った水上村は、身内がいるなど社員ともゆかりのある村でした」と話す吉田社長。「寄付先を検討していた社員全員の意見が一致して、水上村に寄付することにしました。それから実施まではあっという間でしたね」と続けます。

「これまでの経験では、自治体に寄付する際の手続きが煩雑だと思うこともありました。ふるさとコネクトからの寄付は、必要項目を入力するだけなので、かなりスムーズでした」と当時を振り返ります。

寄付を実施した後は、水上村のその後が気になっているという吉田社長。「寄付することで誰かの役に立てていると感じられるのは心地よいこと。今回は、その後に村から感謝状までいただき、逆に恐縮しています。寄付することで企業としてのPR効果を期待したことはありませんが、いろいろな形で顧客の目にふれることもあります。そこは素直に喜んでいます」。

「笑顔に繋がる仕事をする」。経営理念を胸に、社会貢献も続けたい

吉田塗装店従業員の集合写真
吉田塗装店の経営理念は「笑顔に繋がる仕事をする」。「仕事をしていると辛いこともたくさんあります。自分たちが幸せになるには、まずはお客さんに幸せになってもらうこと。それを心がけて仕事を続けてきました」と吉田社長は話します。

「お客さんの笑顔のためには、常に全力で仕事と向き合うしかありません。そのおかげもあってか高い評価をいただくことも多く、口コミや紹介などで仕事の幅が広がっています。経営理念を胸に、手を抜かない仕事を心がけています」。

今回は被災地への寄付という形でしたが、今後もこうした社会貢献は続けていきたいと言う吉田社長。「経営理念にある『笑顔』は、誰もが幸せな気持ちになれること。寄付を通して誰かを笑顔にできるなら、それは私たちの笑顔にもつながると考えています」と、寄付への思いを話してくれました。
(日下智幸)

株式会社吉田塗装店はこんな会社です

吉田塗装店の看板前に立つ3人の社員
2014年設立。愛知・岐阜・三重で大型物件の外壁・屋根塗装を中心に手がける施工会社。自社職人、スピード、地域密着などにこだわっており、高品質な作業を安心価格で提供。顧客の気持ちを理解するためにアパートの経営も始めたといい、本業である塗装の窓口は職人からたたき上げた取締役、横井さんが担当。「近県で塗装を検討中の方、お気軽にご相談ください」。

株式会社吉田塗装店
営業所:愛知県名古屋市中川区高畑4-141
本社 :愛知県名古屋市中川区かの里1-2703-1
フリーダイヤル:0120-14-1038 受付時間10:00~18:00(年中無休)
https://www.yoshida-tosouten.jp/