【寄付企業に聞く】SDGsへの取り組みのきっかけにしたい~埼玉県・株式会社三栄設備~
2021-12-08 08:00:00
ふるさとコネクト(ふるコネ)のサイトから寄付を実施した企業に話を聞くシリーズ。第一弾は、沖縄県恩納村(=写真)の環境保全の取り組みに寄付をした、埼玉県にある株式会社三栄設備です。なぜ恩納村に寄付をすることになったのか、そのきっかけや経緯をお聞きしました。
SDGsへの取り組みを検討しはじめた矢先、見つけたのが企業版ふるさと納税でした
今回、話をお聞きした株式会社三栄設備は、代表取締役の岩﨑謙治さん(=写真左)と取締役の光代夫人(=写真右)はじめ、従業員8名ほどで水道設備工事などを行っている会社です。「きっかけはSDGsでした。あちこちでSDGsの17色のマークを見るようになって、うちもそろそろ取り組まなきゃいけないな、と」と話す岩﨑社長。SDGsの17の取り組みから4つほどをピックアップして、いまの会社ができること、やるべきことの検討をはじめたといいます。「ところが、実際にやろうと思うとなかなかハードルが高くて。日々の業務にプラスして何かを行うということは、うちの規模の会社には難しいと感じました」。
そうしているうちに目にとまったのが企業版ふるさと納税です。実質1割ほどの負担で社会貢献ができるということで、まずはSDGsへの取り組みのきっかけになればと、寄付の検討を始めたといいます。「今期は業績が悪くなく、半期を終えたところで利益を出せそうでした」と言い、最初は10万円の寄付から始めてみることにしました。
そうしているうちに目にとまったのが企業版ふるさと納税です。実質1割ほどの負担で社会貢献ができるということで、まずはSDGsへの取り組みのきっかけになればと、寄付の検討を始めたといいます。「今期は業績が悪くなく、半期を終えたところで利益を出せそうでした」と言い、最初は10万円の寄付から始めてみることにしました。
難しいことを考えずに手続きが終了。ふるコネの手軽さがありがたい
「インターネットのサイトで探し始めたのですが、事業内容がうまくイメージできなくて」と岩﨑社長は言います。あれこれと検索しているうちに見つけたのが「ふるさとコネクト」のサイトでした。「寄付を検討していた当時で100以上の事業が挙がっていたと思います。順に見ているうちに目にとまったのが沖縄の恩納村でした」。
恩納村は、岩﨑家がプライベート旅行で毎年のように通う沖縄で、よく滞在する場所。土地勘もあり、愛着もあったといいます。ダイビングの名所「青の洞窟(=写真)」に潜ったこともあるそうで、ほかの事業をひと通り閲覧したのち、恩納村に寄付することに決めました。「2つの事業で寄付募集がかかっていましたが、会社で検討していたSDGsにも合致しますし、私自身、スキューバダイビングが好きということもあってサンゴを守る事業に寄付することにしました」。
ふるコネからの寄付手続きは驚くほど簡単で、あっという間に手続きが終了。「10万円という寄付額は、事業費全体から見るとわずかすぎる金額。自治体の担当者に連絡するのは、かえって申し訳なく感じていました」と岩﨑社長。実際はそんなことはないはずですが、自治体の手を煩わせることなく手続きできるふるコネだったからこそ、気軽に寄付できたといいます。
ふるコネからの寄付手続きは驚くほど簡単で、あっという間に手続きが終了。「10万円という寄付額は、事業費全体から見るとわずかすぎる金額。自治体の担当者に連絡するのは、かえって申し訳なく感じていました」と岩﨑社長。実際はそんなことはないはずですが、自治体の手を煩わせることなく手続きできるふるコネだったからこそ、気軽に寄付できたといいます。
社員の満足度を高め、社会にも貢献できる企業でありたい
株式会社三栄設備が今期に寄付を決めた理由の一つが業績ですが、それ以外の要因もあったと岩﨑社長は話します。その一つが、コロナ禍という特殊な状況。「これまでは毎年のように海外への社員旅行(=写真上)に出かけていましたが、社員旅行に行けなくなった分、経費が随分と抑えられたのも一因です。社員の福利厚生には気を遣っているので、社員への利益還元はある程度評価されているはず」。その上で確保した利益ということもあり、寄付に対しては誰も反対しなかったといいます。
もう一つ、3代目となる息子さん(=左から2人目)への引き継ぎも意識の中にあったといいます。「息子が仕事を手伝うようになって4年ほど経ちますが、いずれは会社を引き継ぐ予定です。そのころには、きちんと社会貢献できている会社、世間に評価いただける会社にしておきたいという思いがあります。SDGsへの取り組みもその一つで、胸を張って会社を引き継いでほしいですね」。
今回の寄付で、SDGsへの取り組みのとっかかりになったと手応えを感じている岩﨑社長。寄付は継続して行うべきという思いがあるといいます。「今後の業績にもよりますが、できる限り寄付は続けていきたいです。具体的にどうするかは次回の寄付のタイミングで検討しますが、沖縄に大量の軽石が漂着している問題はかなり深刻だと聞いています。環境保全への取り組みに少しでも貢献できれば、会社としても個人としても満足です」。岩﨑社長は、笑顔でそう話してくれました。
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株式会社三栄設備はこんな会社です
昭和51年(1976)、埼玉県朝霞市に設立。給排水工事や冷暖房換気工事のほか、それらに付帯する土木や舗装工事も行っています。朝霞市をはじめ、新座市、和光市など県南西部4市が中心で、各市の指定業者にもなっています。
埼玉県朝霞市三原5-3-16
TEL:048-463-3495
株式会社三栄設備
埼玉県朝霞市三原5-3-16
TEL:048-463-3495
株式会社三栄設備