【寄付先探しのヒント】水を活かしたまちづくり3選
2022-08-22 08:00:00
国土の7割ほどを森林が占める日本は、水に恵まれた国といえます。なかでも山間部には豊富な水資源がありますが、充分に活用されていない例も見られます。こうした「水」に着目し、活用することでまちの活性化を図ろうとする3つのプロジェクトを紹介します。
【福岡県・大木町】環境と経済の好循環を目指し、生物多様性の保全と賑わいをつくる水辺公園リノベーション
堀を網の目のように巡らせることで、稲作が可能になったという福岡県大木町の取り組みです。いまでも全町面積の14%を占めている堀ですが、近年は生活スタイルの変化に伴い堀の手入れがおろそかになり、荒廃が進んでいます。水辺もコンクリート化が進み、生態系や水質などへの影響が懸念されています。
最新の調査で、絶滅危惧種とされているセボシタビラをはじめ、希少な淡水魚類の生息が確認されたことから、水辺の環境保全への取り組みが喫緊の課題となっています。しかし残念ながら、住民の多くは関心が低い傾向にあります。
このプロジェクトでは、石丸山公園の再整備を通して、水辺の景観形成や在来生物の生育環境の保全を行い、堀に対する知識と理解を深め、堀文化の継承へとつなげます。そして、堀は町民の共有財産であり、貴重な資源であることを再確認するきっかけになることを期待しています。
【福岡県・大木町】環境と経済の好循環を目指し、生物多様性の保全と賑わいをつくる水辺公園リノベーション
最新の調査で、絶滅危惧種とされているセボシタビラをはじめ、希少な淡水魚類の生息が確認されたことから、水辺の環境保全への取り組みが喫緊の課題となっています。しかし残念ながら、住民の多くは関心が低い傾向にあります。
このプロジェクトでは、石丸山公園の再整備を通して、水辺の景観形成や在来生物の生育環境の保全を行い、堀に対する知識と理解を深め、堀文化の継承へとつなげます。そして、堀は町民の共有財産であり、貴重な資源であることを再確認するきっかけになることを期待しています。
【福岡県・大木町】環境と経済の好循環を目指し、生物多様性の保全と賑わいをつくる水辺公園リノベーション
【鳥取県・江府町】奥大山エリアの水資源を活用した「マイクロ水力発電」の実証実験プロジェクト
国立公園の麓に位置する鳥取県江府町。別名「奥大山」ともよばれるこの場所には豊かな自然環境が残っており、天然水の採水地として知られています。町では豊富な水資源をさらに活用するため、その流水による自然エネルギーを利用した「マイクロ水力発電(小水力発電)」の実証試験を行うプロジェクトに取り組んでいます。
このプロジェクトでは、マイクロ水力発電の実証実験を行い、取得したデータや検討結果を公表します。また、取り組みの進捗などについて、地元新聞社やメディアなどへの情報提供を行います。
町では、「美しい自然景観に抱かれた、おいしい水を育む3000人の楽しいまち」という将来の希望の姿を実現するために、SDGsが掲げる「誰一人取り残さない」という誓約のもと、このプロジェクトを推進しています。これによって、豊かな自然をまちの貴重な資源として守り、育み、また次の世代へとつなげたい考えです。
【鳥取県・江府町】奥大山エリアの水資源を活用した「マイクロ水力発電」の実証実験プロジェクト
このプロジェクトでは、マイクロ水力発電の実証実験を行い、取得したデータや検討結果を公表します。また、取り組みの進捗などについて、地元新聞社やメディアなどへの情報提供を行います。
町では、「美しい自然景観に抱かれた、おいしい水を育む3000人の楽しいまち」という将来の希望の姿を実現するために、SDGsが掲げる「誰一人取り残さない」という誓約のもと、このプロジェクトを推進しています。これによって、豊かな自然をまちの貴重な資源として守り、育み、また次の世代へとつなげたい考えです。
【鳥取県・江府町】奥大山エリアの水資源を活用した「マイクロ水力発電」の実証実験プロジェクト
【熊本県・相良村】日本一の清流「川辺川」を一望するほとりのコミュニティ創出プロジェクト
豊かな自然に恵まれた相良村の中央部には、国土交通省による水質調査で16年連続「水質が最も良好な河川」のひとつに選出されている清流「川辺川(かわべがわ)」が流れています。「水質日本一」を誇る川辺川を擁しているにも関わらず、村の認知度は高いとはいえず、魅力を充分に発信できていません。
このプロジェクトでは、村のシンボルである川辺川の魅力を再発見し、さらに新しい魅力を掘り起こせるような「交流拠点施設」を整備します。これにより、川辺川が魅力的な「ブランド」となるように育て、村の活性化につなげたい考えです。
また、村ではこの施設を、近年大きな被害を出した豪雨災害からの復興のシンボルとしても捉えています。将来的には村の観光や情報発信の重要拠点、あるいは村のシンボルにもなり得ると考えています。
【熊本県・相良村】日本一の清流「川辺川」を一望するほとりのコミュニティ創出プロジェクト
地域がもつ「水」という資源を活用するための取り組みは、住民がその価値を知るところから始まります。価値を知ることで活用法を見いだし、地域の役に立てることで未来へとつなげる。資源を活用しようとする取り組みへの支援は、資源を守るための支援ともいえます。
(日下智幸)
このプロジェクトでは、村のシンボルである川辺川の魅力を再発見し、さらに新しい魅力を掘り起こせるような「交流拠点施設」を整備します。これにより、川辺川が魅力的な「ブランド」となるように育て、村の活性化につなげたい考えです。
また、村ではこの施設を、近年大きな被害を出した豪雨災害からの復興のシンボルとしても捉えています。将来的には村の観光や情報発信の重要拠点、あるいは村のシンボルにもなり得ると考えています。
【熊本県・相良村】日本一の清流「川辺川」を一望するほとりのコミュニティ創出プロジェクト
地域がもつ「水」という資源を活用するための取り組みは、住民がその価値を知るところから始まります。価値を知ることで活用法を見いだし、地域の役に立てることで未来へとつなげる。資源を活用しようとする取り組みへの支援は、資源を守るための支援ともいえます。
(日下智幸)