宮城県のほぼ中央に位置する大郷町は、のどかな田園風景が広がる温暖で積雪も少ない、過ごしやすく住みやすい町です。雄大な自然に囲まれていながら、仙台市中心部から車で50分、東北自動車道大和インターから15分、三陸自動車道松島大郷インターから5分と交通アクセスにも恵まれています。 私たちは、この豊かな自然と恵まれた環境を守り続け、後世へ残していく必要があります。次世代へつなげていくためにも、また少子化対策の一環としても、若い世代の子育てを町全体で支援していく体制が必要だと考えています。 当町では、子育て世代への経済的負担軽減対策として、「すこやか子育て医療費助成」を実施しています。さらに中学校卒業後から18歳に到達する年の年度末までの期間分を、当町独自の事業として、対象年齢を拡大して子育て支援を行っています。
人口減少が進み、若者世代の流出が著しい当町は、目標人口として、2060年に人口規模約5,500人の維持及び人口構造の若返りを目指すことを掲げています。そのためには、まず出生率の上昇を目指します。国及び宮城県の長期ビジョンにおける合計特殊出生率に基づき、2030年に希望出生率1.8、2040年に人口置換水準2.07を達成し、2040年以降は2.07の維持を図ることを目標としています。 目標達成のためには、子育て世代が安心して妊娠・出産・子育てをすることができる社会環境を整備することが何より重要です。しかし子育て世代の経済的負担の軽減を長期にわたり支援し続けることは、今後税収減少が予測される人口約8,300人規模の町財政だけでは困難な状況です。企業の皆様からのお力添えをいただけますよう、よろしくお願いいたします。
人口維持、出生率の上昇を目指し、当町では以下の様々な出産・子育てに関する支援に取り組んでいます。 ①すこやか子育て医療費助成 0~18歳到達年度末までの方を対象に、病院での入院・通院費、調剤薬局などでの医療費の自己負担額を助成します。 ②不妊治療費助成 医療保険が適用されず、治療費が高額である不妊治療に擁する費用の一部を助成します。1回10万円上限 ③出産祝金支給 町の次代を担う子どもの誕生を祝福するとともに、健やかな成長を願い、新生児が生まれた家庭へ支給します。 ④妊婦健康診査助成券交付 14回分の妊婦健康診査に対する助成券を交付します。 ⑤チャイルドシート無償貸付 乳幼児の交通安全を図るため、0~6歳未満の子どもを対象に貸付します。 ⑥育児用品引き換券交付 満1歳の誕生月まで月3000円を上限に交付します。 ⑦子育て支援センター 子育ての不安を緩和し、健やかな育ちを支援するために、育児相談や絵本の貸出など、乳幼児と保護者の絆づくりを大切にした活動を行っています。 本プロジェクトを通していただいた寄付金は、①すこやか子育て医療費助成事業に充当させていただく予定です。
昭和40年代(1965~1974)後半の第2次ベビーブーム以降、30年以上にわたり当町の合計特殊出生率が低下し、出生数は減少傾向にあり少子化が急速に進んでいます。当町は「次世代育成支援行動計画」を作成し、次代を担う子どもたちが健やかに育つことができる環境をつくり、子育てがしやすい町となるよう取り組んできました。しかし、依然として少子化の傾向は続き改善されていません。 少子化の原因は社会・経済環境の変化に伴う若者の不安定な生活基盤をはじめ、地域とのつながりの希薄化など、要因は複雑・多様化しています。少子化対策・子育て支援を推進するためには、地域社会全体での意識改革が必要と考えます。未婚化を解消し、子どもと親を取り巻く環境を整えるために、地域ぐるみで子育て家庭を支援していくことが重要です。
当町は、「町民第一主義」をスローガンに掲げ、50年後、100年後の未来を見据えて、少年は「夢を」、青年は「希望を」、壮年は「活力を」、老年は「生きがいを」抱けるまちづくりの創造・実戦に取り組んでいます。 本プロジェクトを推進するにあたり、安全な妊娠・出産と子どもの健やかな成長のため、保健の充実と医療の確保が求められていると考え事業を実施しています。具体的には、子育てにかかる経済的負担の軽減を支援し、子育ての孤立化を解消するなど、地域ぐるみで支える取り組みを強化しています。 若者世代の子育てを町が長期にわたり支援し続けられるよう、企業の皆様のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。