横芝光町は、千葉県の北東部に位置します。町の中心部を栗山川が流れ、町南部には太平洋に面した九十九里浜を擁します。あちらこちらに田園風景が広がり、懐かしさを覚える里山風景があります。関東平野らしい開放的な地形に恵まれた、首都圏にあるのどかな町です。そして、自然と産業が融合し築き上げられてきた文化の豊かな町です。 当町の人口は、1995年の2万6,814人をピークに減少し、2020年国勢調査結果では2万2,075人まで落ち込んでいます。人口減少による農業の衰退や町税収入減少による行政サービスの質の低下、地域コミュニティの縮小による共助機能低下など、地域の持続可能性が危ぶまれます。 これらの課題に対応するため、町内企業の活性化や企業誘致による雇用拡大、町の将来を担う若者を中心とする人材確保、子育て環境整備による少子化の流れの克服、関係人口の創出による地方移住者確保などに取り組み、将来的な人口減少の克服を目指します。
このまま人口減少が進行すると、地域経済の縮小と地域産業の衰退、後継者不足による農業の衰退と自然環境保全への悪影響、生産年齢人口の減少に伴う町税収入の減少と行政サービスの質の低下、地域コミュニティの縮小による共助機能低下などが懸念され、地域の持続可能性が危ぶまれます。 これらの課題に対応するため、第2期横芝光町まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく本事業に取り組むことで、将来的な人口減少の克服を目指しています。 これらの取り組みに対し、企業の皆様の力を借りながら進めていきたいと考えています。例えば、教育の分野では子どもたちの海外研修や学習補助などにご協力いただければと考えております。また、当町では地域資源が充分に活用されていないことから、町民・自然・産業をつなぎ賑わいを創出する担い手としての役割を企業の皆様に期待しているところです。こうした分野に限らず、まちの発展に力を貸していただける企業の皆様からのご支援に期待を寄せています。
本事業では第2期横芝光町まち・ひと・しごと創生総合戦略で定めた5つの基本目標の達成を目指し、以下の具体的な事業に取り組んでいます。 【基本目標1】産業を振興し安定した雇用を創出する ・農業の強化 ・町内の雇用や企業の促進 ・企業誘致 など 【基本目標2】横芝光町へあたらしい人の流れをつくる ・移住受け入れの強化 ・情報発信による認知度向上 など 【基本目標3】結婚、出産、子育ての希望をかなえる 合計特殊出生率や町民の子育て支援への満足度向上を目指します。 ・子育てに係る経済的支援 ・妊娠から子育て期にわたる支援 ・教育振興と子育ての連携 など 【基本目標4】安心して暮らせる魅力的なまちをつくる ・町内、町外への交通アクセスの充実 ・横芝駅周辺の環境向上 ・空き地・空き家対策 など 【基本目標5】地域の魅力を最大限に活用しまちを活性化する 横芝光IC周辺開発や特産品の高付加価値化、町民とともに進めるまちの活性化、観光情報発信などにより地域の魅力を発信しまちの活性化につなげます。 ・交流や賑わいの創出 ・特産品を活用した町の活性化 ・観光振興 ・地域資源を活用した人の流れの向上 など
人口減少の構造的な課題としては、出生数の緩やかな減少と死亡数の緩やかな増加により減少の度合いが徐々に大きくなっているほか、進学や就職による若者の転出が著しく、働く場がないことにより卒業後も町に戻る若者が少ないことが挙げられます。 現在取り組んでいる住宅取得奨励金交付事業などにより、子育て世代の移住・定住に一定の効果が表れています。こうした具体的な事業に着実に取り組み、基本目標を達成することで、将来的な人口減少の克服を目指しています。
人口減少は町の大きな課題のひとつであり、特に若者の転出抑制に取り組む必要があると考えています。そのためには町の認知度を上げ、子どもに愛着をもってもらうことで「帰ってきたいまち」と思ってもらえるような取り組みが必要です。 本事業では、町内企業の活性化や企業誘致による雇用拡大と、これによる町の将来を担う若者を中心とする人材確保、子育て世代の経済的な負担軽減、ワークライフバランスを安定させる環境づくりや希望する子どもの数をもてる子育て環境整備による少子化の流れの克服、関係人口の創出による地方移住者確保などが実現することで、将来的な人口減少の克服を目指しています。 寄付企業の皆様のお力をお借りしながら、積極的に事業に取り組んでまいりますので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。