本市では、将来都市像である「世界が憧れるまち“小田原”」の実現のため、市民が小田原に郷土愛を持ち、住み続けたいと思えるまちになること、市外の人たちが憧れるまちになることが重要と考えています。 しかし、本市では10代後半から30代のいわゆる若者世代が他市へ流出している傾向にあり、その原因として「街に魅力や活気が無い」、「余暇を楽しむ場」や「働く場が少ない」、といったことが挙げられます。 今後は、次世代を担う若者世代の流出を抑制することと、流入を増加させることが本市の課題と認識しており、本事業では、特に訴求が必要となる若者世代に向けた事業を展開していきます。 これらの事業を展開することにより、 (1)若者が小田原市民であることを誇りを持ち、住み続けたいと思えるまち (2)若者が訪れたい、チャレンジしたいと思えるまち となることを目指してまいります。
本事業は、令和5年度から令和7年度までの3か年を事業期間としています。 事業を実施する中で、街に魅力や活気が無い、余暇を楽しむ場、働く場が少ないといった若者による評価を覆し、若者が小田原に愛着を持ってもらうことを目的に、インフルエンサーの発信力を活用した事業やイベント、市内外の企業、起業家との連携事業などのシティプロモーションに取り組みます。 下記に紹介する複数の事業を展開する必要があることから、当事業に賛同いただける企業の皆様にご支援をお願いするものです。
若者世代の流出を抑制し、流入を促進するためには、地域内の若者が自ら地域の魅力を探求することや、本市を訪れた人が地域とつながる仕組みを充実させることが最初の一歩であると考えています。 若者にとって、本市が夢や希望を実現できるまちとして認識されるために、以下の3つの事業を柱に事業を実施していきます。 (1)若者が“誇れる”地域資源再発見事業 インフルエンサーと若者とが協働してデジタルマップや動画を作ることを通じて地域資源の価値を再認識し、情報発信を行うことで、他者の目を通した「人気の逆輸入効果」や「良質な体験の循環」により、本市への愛着向上と、小田原に住むことを“誇れる”まちの実現を目指します。 (2)若者が“惹かれる”訪れたくなるまちづくり事業 地域資源再発見事業で地域資源の魅力を結集し、それらを発信するイベントを、インフルエンサーらとともに開催することで魅力向上に努め、デジタルマップ、動画事業と連動して継続的なシティプロモーションに繋げていきます。 また、城下町ならではの体験型のコンテンツ(和服、甲冑、忍者)を地理的な特性と組み合わせることにより、ここでしか体験できないコンテンツへと昇華させ、若者が“惹かれる”訪れたくなるまちの実現を目指します。 (3)若者が“つながる”連携環境整備事業 本市に住み、学び、働く若者と市内外の企業・起業者との相互の“つながり”を創出しようとするものです。こうした“つながり”の創出が、本市における若者の立ち位置や役割、重要性について自ら認識させ、行動するきっかけとなるほか、ヒト・モノ・コトの活発な交流が生まれることで、“選ばれるまち”としての能力が磨かれ、中長期的な地域経済の好循環や地域活性化の実現を目指します。
本市事業のページをご覧いただき感謝申し上げます。 本市では、2030年に目指す小田原の姿として「世界が憧れるまち“小田原”」を掲げています。小田原には、森・里・川・海といった自然環境があって、交通の便が良く、歴史的な建造物もあり、食事も美味しい等と豊富な地域資源を褒めてもらえることがあります。 一方で自分が住むまちの魅力は、市外から客観的に捉えたり、自ら市内を積極的に探求するまでなかなか気づけません。 そこで、多種多様な分野において影響力を持つインフルエンサーの力を借りることで、市内の若者には地域資源の魅力の再発見の「キッカケ」となり、市外の若者には、「行ってみたい」と思われるまちとなることで「小田原ファン」の獲得を目指してまいります。 また、この事業では「働く場」としての本市の認知度向上も、併せて目指しています。 ターゲットは若者世代ですが、施策の展開、地域資源を発信していく中で、若者世代の子ども世代、親の世代にもあらためて情報が伝わり、良い意味でのハレーションが起こることを期待しています。 企業の皆様には、若者が自身の力で事業を進めていく過程を、一緒に見守っていただければと思います。ご支援のほど、宜しくお願いいたします。