山形県鶴岡市は、日本海に面し、ブランド米「つや姫」に代表される国内有数の米どころ庄内平野の南部に位置しています。東北一の面積を有する本市は、季節の郷土料理や出羽三山の精進料理等の食文化が国内で初めてユネスコの食文化創造都市に認定されているほか、一都市では国内最多の4つの国民保養温泉地と3つの日本遺産を有する観光都市です。また、3つの大学キャンパスとバイオサイエンス分野の国内有数の研究拠点を有する学術研究都市でもあります。 鶴岡市は、保育施設等29団体・個人で構成される「つるおか森の保育研究会」の活動を中心に、子どもたちが自然の体験活動を通して心身ともに健やかに成長できるように支援を行っています。 本市は、海・山・川・森・里といったダイナミックな自然の他、園周辺の田んぼや畑、園庭など身近な場所にも、子どもたちが日常的に自然に触れ、繰り返し遊ぶことができる環境があります。 幼児期から遊びを通して自然に触れ、見る・聞く・触れる・香りを嗅ぐ・味わうなど、全身を使って体験を積み重ねていくことは、子どもたちの「感じる心」や「自己肯定感」を育むことにつながります。 つるおか森の保育研究会では、自然体験活動に積極的に取り組む保育施設等を助成し、子どもたちが継続的に自然に触れながら体験を積み重ねることができるように支援しています。また、自然の中であそぶ子どもたちの魅力や育ちの姿を追いながら、鶴岡らしい森の保育のあり方について学び、実践に生かしていきます。
このプロジェクトでは、子どもたちが日常的に自然にふれながら、じっくりと遊びこむことができるように、園庭などの環境整備や継続的な体験活動の取組を推進していきます。 また、子どもたちの成長を支えるには、大人の関わりも大切です。子どもたちの声に耳を傾けながら、驚きや疑問、発見を一緒に味わい、こどもたちの「やってみたい!」を支えていけるように、研修や情報交換をしながら学び、実践に生かしていきます。
東北一の面積を誇る鶴岡市は、海、山、川、森、里と、豊かな自然に恵まれた環境で子育てをすることができます。自然の中には、子どもたちにとって魅力的な出来事がたくさんあります。子どもたちが、自然の中でじっくりと感じたり考えたりしている姿を一緒に見守り、育ちを援助していきたいと思っています。皆様のご支援をよろしくお願いします。