山形県鶴岡市は、日本海に面し、ブランド米「つや姫」に代表される国内有数の米どころ庄内平野の南部に位置しています。東北一の面積を有する本市は、季節の郷土料理や出羽三山の精進料理等の食文化が国内で初めてユネスコの食文化創造都市に認定されているほか、一都市では国内最多の4つの国民保養温泉地と3つの日本遺産を有する観光都市です。また、3つの大学キャンパスとバイオサイエンス分野の国内有数の研究拠点を有する学術研究都市でもあります。 一方、毎年多くの若者が大学等に進学するため地域を離れます。他の地域での生活の経験や人の出会いによって成長した若者の将来の地元回帰や地元貢献につなげるため、地元出身大学生等の交流事業「つるおかミライ会議」を開催しています。地域の観光資源や注目されている企業、地域で活躍する先輩の話等から地域の魅力を学び、ワークショップで鶴岡と自分のミライを考えることで、知識と人の交流を深め、若者の地元への愛着を高めています。
大学等で知り合った友人との参加も認め、鶴岡に興味を持つ若者を呼び込むなど、この事業を通じて、より多くの人に本市の魅力を知ってもらい、関わってもらいたいと考えています。
地元出身者のみならず、他県出身の学生も鶴岡と自分のミライを重ね考える貴重な経験をすることで、多くの学生から「自分が地域を知らなかったことに気づいた」「何もないと思っていたが、世界に注目されている」「最初はなんとなく参加したが、参加してよかったと心から思う」「自ら関わっていきたい」と意識が変わったことが実感できる感想をいただいております。こうした取り組みに皆様のご支援よろしくお願いします。