アリーナ・スポーツ施設の高機能化による地域活性化事業長野県 | 長野市

長野県 長野市のプロジェクト概要

「長野オリンピック・パラリンピック冬季競技大会」の開催から25年が過ぎ、長野市では同大会関連の有形・無形の財産を継承するとともに、「スポーツを軸としたまちづくりの推進」という政策を掲げ、日本唯一のスポーツタウンを目指してスポーツの成長産業化に取り組んでいます。 取り組みの軸となるのが、当市をホームタウンとする4つの地域密着型プロスポーツチームと連携して、地域の活性化を進める取り組みです。 これまでに「ホームタウンNAGANOまちづくり連携推進ビジョン」を策定して共通の目標を設定。スポーツによる社会課題解決に向け、様々な地域貢献活動を行っています。 さらに、現在積極的に進めているのが、プロバスケットボールチーム「信州ブレイブウォリアーズ」に関する取り組みです。 チームは現在所属するB1リーグが2026年より「Bリーグプレミア」に移行するのに合わせ、同リーグに参入する予定ですが、ライセンス交付の要件を充足するには、市とチームが連携し、本拠となるホームアリーナ(ホームゲームを行う施設)の高機能化などを実施する必要があり、企業版ふるさと納税を活用する本プロジェクトを立ち上げました。

長野県 長野市への寄付で得られるベネフィット

長野市ホームページへの掲載

寄附実績として、企業名、本社所在地、寄附金額、活用事業を掲載します。

自治体との調整

市長からの感謝状贈呈、市長との懇談等、ご相談させてください。

なぜ寄付を募るのか

現在、当市を本拠地とするプロスポーツチームは、信州ブレイブウォリアーズとAC長野パルセイロ、AC長野パルセイロ・レディースなどの4チームがあります。 当市は、スポーツを様々な社会課題を解決するための重要なツールと捉えており、なかでも4つのプロスポーツチームがもつ力は絶大だと考えています。 例えば、長寿県・長野の特徴的な課題であるフレイル(加齢よる健康な状態と要介護状態の中間の段階)対策として、プロスポーツチームと連携した運動プログラムを行い、健康寿命を延ばす施策などが考えられます。 市外からの観戦者に観光をしてもらうことで、関係人口の増加や経済の活性化につなげることも可能でしょう。 「部活動の地域移行」という文科省の方針についても、知識とスキルをもつプロスポーツチームを受け皿とした部活動に替わる仕組みが構築できると考えています。 これら「スポーツで人とまちのポジティブサイクルが回るまちづくり」を進める当市は、信州ブレイブウォリアーズの「Bリーグプレミア」参入がこのサイクルを大きく回すきっかけになると捉え、参入要件を満たすための資金面でのご協力をお願いしている次第です。

プロジェクトのポイント

Bリーグプレミアに参入するには、ラウンジの設置とトイレの増設、Wi-Fi(ローカル5G)の整備といったホームアリーナの高機能化が必要になります。 信州ブレイブウォリアーズのホームアリーナは、オリンピック・パラリンピックのレガシーでもあるホワイトリング(長野市真島スポーツアリーナ)です。 ホワイトリングは公共施設であり、高機能化には行政とチームが連携して進めることが必要となるため、本プロジェクトの一環として、企業版ふるさと納税を活用して取り組むことを決めました。 なかでも、高機能化のポイントとなるローカル5Gの導入は、ホワイトリングでのチケットレス化や店舗などにおけるキャッシュレス化を実現できるほか、エンタメ分野での活用も視野に入れています。 加えて防災面の活用も期待しているところで、避難所における運用を念頭に置いた、収容人数5,000人のホワイトリングでの実証実験も行う予定です。 人口減少が進むなか、当市ではスポーツ施設を拠点に人々が集まり、そこから観光や経済が活性化する仕組みの構築を重要な政策と捉えており、本プロジェクトの目標達成は、大きなきっかけになるものと考えています。

困りごと・課題

当市が単独でホワイトリングを高機能化改修するには、財源が乏しいことに加え、ノウハウやアイデアも不足していることから、スポーツがもつ力で地域を活性化する取り組みに賛同していただける企業様にお力添えいただきたいと考えています。 さらに当市はスポーツと観光、スポーツと教育、スポーツと環境など、スポーツを中心に据えて成り立つ新しい産業の創出を計画しており、この分野についてのアイデアの提供やご支援を、強く願っています。 プロスポーツチームの運営、経営面の知見をもつ人材の不足も課題で、その点を解消する企業版ふるさと納税(人材派遣型)の活用も想定しています。 具体的には、本プロジェクトを介して各チームを運営する企業に入っていただき、経営やスポンサー獲得などの営業、企画などを担当していただき、4つのチームをさらに前進させる活躍を求めたいと考えています。 なお、いただいた寄付金は、負担金という形でチームに譲与する方針ですが、その使い途についてはホワイトリング改修費に加え、スポーツを軸としたまちづくりの推進という理念に合致するものであれば、可能な限り企業の皆様の意向に沿った用途に充てていく方針です。

メッセージ

スポーツは、「健康づくり、福祉・医療、産業振興、観光、都市ブランディング、子育て」といった異なる領域の課題を解決し、新たな価値を創造する大きな力を秘めています。 本プロジェクトのほかにも、長野市では、スポーツを軸として様々な関係者の皆様と連携を図りながら、社会課題の解決に取り組み、そして、世界に誇るスポーツタウンの実現を目指しています。 企業の皆様には、寄付を通じたご支援とともに、「スポーツを軸とした長野市の未来」をともに創造するパートナーとして、連携・協働いただけますようお願いいたします。 長野市長 荻原 健司

目標金額:90,000,000
SDGs目標
sdg-8sdg-9sdg-11sdg-17