多賀城市のシティブランドを輝かせ、観光客の誘導と交流人口の増加を狙いとしたプロジェクトです。東日本大震災からの復興を祈る「東大寺展」をはじめ、本市のアイデンティティとも言える歴史的文化遺産や文化施設を活用した文化事業等を行います。
仙台市と塩竈市・松島町の中間にある当市は観光の「通過点」となっており、観光客の誘致が課題です。また、公共交通が発達した暮らしやすい町として発展してきましたが、住民の本市への愛着を高めることも課題です。市民アンケートでの「多賀城市の歴史や文化に誇りを感じていますか」との質問に対し約半数が「感じていない」と答えています。
本市が有する国内屈指の歴史文化資源を、官民連携のもと最大限に生かし、本市のシティブランドを一層輝かせることで、交流人口(入込客数、東大寺展関連事業参加者数)を増加させます。また、交流人口が増加することで、まちににぎわいが創出され、観光・商工業が活性化するとともに、市民が本市の歴史文化資源を再認識することで、郷土愛が醸成され、市民の定住化の促進につなげていきます。
文化プログラム(歴史文化資源を活用した文化芸術事業群)を実施し、文化芸術の力で東北の魅力を一層磨き上げます。東日本大震災の被災地の復興と、被災者の心の復興や東北の観光振興につなげるための「東大寺展」等の文化事業の開催を実現するためご支援をお願い申し上げます。
官と民で構成される「東大寺展実行委員会」を立ち上げ、プロジェクトを進めてまいりました。また、市役所内にプロジェクトチームを設け、関心がある企業に迅速に対応できるようにしたり、市長自らが積極的にPRを行い、多くの企業に事業趣旨をしっかりと伝えることを徹底しました。
2016 年度は14,300,000円、2017年度は24,300,000円、2018年度は19,800,000円の寄附をいただきました。市サイトに公表を希望された寄附企業の紹介を掲載し、PRにも努めています。