大阪湾の持続的な水産資源を守るとともに、漁業者の担い手不足の解消などをめざし、漁獲量の減少に直面している赤貝をはじめ、ワタリガニ、ウマズラハギを放流し、大阪湾での増殖を通じた水産振興に取り組みます。 <事業の経緯> 資源管理漁業の推進に伴い、大阪湾においても年々漁獲量が減少しています。特に赤貝は、昭和31年には大阪でも631トンの漁獲量がありましたが、近年では約10トン程度になるなど、漁獲量の減少が課題となっています。また、漁業者の担い手不足に加えて、燃油・資材の高騰など漁業を取り巻く環境は厳しさを増しています。 <具体的な事業内容> これらの課題解決を見据えて、漁業事業者等と連携し、漁獲量の減少が顕著な「赤貝」や高値で取引される「ワタリガニ」「ウマズラハギ」を大阪湾に放流し、漁獲量の減少を食い止めます。また、5~7cmサイズの赤貝を放流し、天然の漁場で大きく育て、赤貝や鳥貝を泉佐野産のブランド貝として確立させます。 <企業の皆様へのメッセージ> 若い世代を中心とした食生活の変化による魚離れや漁業者の担い手不足に加えて、燃油・資材の高騰など漁業を取り巻く環境は厳しさを増しています。市では、本事業を通じて大阪湾の持続的な水産資源を守るとともに、漁業者の経営の安定や担い手の育成に努めてまいります。 また、本市では、寄附企業様の企業価値の向上に貢献できるよう、積極的なPRを実施いたします。寄附企業様と自治体の関係性に留まらず、これを契機に持続的な連携を行うことで、企業様と本市が相互利益を得られる関係性をめざしてまいります。是非、ご支援のご検討をお願い申し上げます。