山々に囲まれた田原本町は奈良盆地の中央に位置し、4つの河川が流れる自然豊かな町です。人口は約3万2,000人で、京阪神のベッドタウンとして宅地開発が進んでいます。 弥生時代の遺跡を整備した「唐古・鍵遺跡(からこ・かぎいせき)史跡公園」では、流鏑馬祭りなどのイベントを行っています。 当町では、ほかの自治体と同様、少子高齢化・人口減少が急速に進んでいます。そこで、高齢になっても元気に暮らせる社会を実現するために、ICT(情報通信技術)を活用したヘルスケアプロジェクトを展開しています。 医療費・介護給付費の適正化と介護リスクを抑えることを目的とし、2023年で3年目を迎える本プロジェクトは株式会社タニタヘルスリンク、株式会社つくばウェルネスリサーチ、筑波大学と協力し、産学官の連携体制で展開しており、定期的に情報交換を行い、科学的な知見に基づいた理論のもと推進しています。 具体的には、後述の「健幸ポイント事業」と「健幸運動教室」の2本柱で実施しています。 健幸ポイント事業で交換できる地域商品券により地域経済の活性化にもつながっており、今後もより一層の推進に取り組みたいと考えています。
当町は町民の3分の1を65歳以上の高齢者が占めており、この状況は日本が十数年後に抱える少子高齢化が現実のものとなっている状況です。特に80歳以上の要介護者が急増しており要介護者数の抑制は急務となっています。 そこで、町民が楽しみながら、「健康」で「幸せ」に暮らせるまちを目指して本プロジェクトをスタートさせました。 本プロジェクトにご寄付をいただきました企様の皆様へは感謝状の贈呈や町ホームページへの企業名掲載や企業ホームページへのリンク貼り付けなどをさせていただきます。本プロジェクトにご寄付いただくことにより、健康を応援する企業としてのイメージアップが期待できるものと見込んでおります。 また、企業版ふるさと納税を通じた連携により、当町と企業の皆様の間での新たなパートナーシップづくりにつなげたいと願っています。 ぜひ、町民の健康長寿を目指す本プロジェクトにご賛同いただき、高齢になってもいきいきと元気に暮らせる社会の実現、健康で幸せに暮らせるまちづくりにご支援をお願いいたします。
本プロジェクトは、「健幸=健康で幸せ(身体面の健康だけでなく、人々が生きがいを感じ、安心安全で豊かな生活を送れること)」づくりを支援する、「スマートウエルネスシティ」の理念のもと、以下2つを軸に進めています。町民が健康になることで、健康寿命の延伸、医療費・介護費の適正化を目指しています。 1.健幸ポイント事業 町内在住の20歳以上を対象に活動量計やスマホアプリなどのICT機器や体組成計を使い、歩数などでポイントを貯め、貯まったポイントを地域商品券に交換することができます。日々の歩数や体重、体脂肪率、BMI、筋肉量などの体組成データをスマホアプリなどのICTを活用して「見える化」することで、より細かに日頃の変化・効果を確認することができます。 2.健幸運動教室 健幸ポイント事業参加者を対象に週1回、田原本町中央体育館で健幸運動教室を開催しています。筑波大学の研究成果に基づく個別型運動処方プログラム「T-well」を活用し、科学的根拠に基づいた安全で効果的な運動教室を実施しています。1人1人にあわせた運動メニューの提案、専門の指導員によるアドバイスとサポートが受けられます。
当町には、「健康無関心層」が一定数以上存在します。この層を中心に病気が重症化に至り、要介護者となる可能性が高くなっています。 そこで、本プロジェクトをきっかけにまずは「歩くこと」と「測ること」で健康に関心をもっていただき、持続した運動につなげてもらいたいと思っています。
本プロジェクトは、2020年にスタートしました。初年度の参加者数は、500人でしたが、口コミやPR施策が功を奏し、参加者数は着実に増加しています。最終的には、成人人口の1割である2,500人の参加を目指しています。2023年度は2,150人の参加を見込んでおり、2024年度には達成される見込みです。 本プロジェクトでは、参加者専用ポータルサイト「からだカルテ」で歩数に応じてインターネット上でバーチャル旅行の雰囲気が楽しめる「バーチャルウォーキング大会」、ゴミを拾いながらウォーキングを行う「環境美化ウォーキング」、「観光ボランティアと歩く歴史探訪ウォーキング」といった施策も展開しています。 本プロジェクトをより多くの企業の皆様に知っていただき、つながりを強めていただくことで新たなパートナーシップを築いていけたらと願っております。ぜひ、ICTを活用し健康なまちづくりを推進するために、あたたかいご支援をよろしくお願いいたします。