●兵庫県では、漁業者や農業者、消費者、事業者等、県民の皆さんと行政が一緒になり、全国に先駆けた豊かな海づくりの取組を行っています。 ●瀬戸内海は、日本最大の内海で、多数の海に彩られ、瀬戸内海の現状(貧栄養化) 古くから比類のない美しさを誇る景勝地として、また豊かな漁場として私たちの暮らしに豊かさをもたらしてきました。 しかし、高度経済成長期の都市化・工業化の進展に伴い富栄養化が著しく進行し、赤潮等の被害が発生する「瀕死の海」と呼ばれました。 その後、厳しい排水規制や処理施設の整備等の対策の結果、水質は大きく改善した一方、貧栄養化が進み、ノリの色落ち、アサリやイカナゴなど漁獲量が急減するなど海の生態系に深刻な影響が生じています。 ●このような瀬戸内海の現状を受け、昔の豊かな瀬戸内豊かな海づくり活動について海を取り戻すため、様々な団体が「豊かな海づくり活動」に取り組んでいます。 県下での取り組みとして、農業者と漁業者が連携し、ため池の底に溜まった豊富な栄養を海に流すかいぼりや植樹活動、アマモ場等の藻場再生、底質環境改善のための海底耕うんなどが盛んに取り組まれています。 ●風光明媚で、多様な海の恵みを享受できる「豊かで美しい海」を未来へ繋いでいくには、より多くの方のご理解とご協力が必要です。これは、豊かな海づくりに取り組む「仲間」を増やすためのプロジェクトです。
・海浜清掃や漁業体験など豊かな海づくり啓発イベントの開催や、豊かな海づくり活動への支援に活用させて頂きます。