持続可能なまちの実現に向けて、「子ども×若者×大人×企業チャレンジ」による社会課題の解決(ソーシャルチャレンジ)を進めるとともに、人口減少や技術等の社会変化に対応し、まちの持続可能性を高める人材の育成・確保を進めます。
若者世代を中心に県外流出が進んでいると同時に、就職・結婚、住宅等を理由に、隣接する松江市や出雲市への転出超過が続いています。特に20?30代の子育て世代の人口減が目立ち、このまま推移すると少子高齢化に拍車がかかり、集落機能の崩壊や空き家等の増大、さらには購買力の低下や地域経済の衰退が懸念されます。
若者や女性の希望する職場・職種を増やし、定住環境を整備することで、人口の社会増を目指します。また、地域フィールドワークを行う「子どもチャレンジ」、大学のない雲南市に約100名の学生が集まる「若者チャレンジ」、地域の課題を話し合い解決する「大人チャレンジ」など、市民と企業がともに地域に関わる事業に取り組むことで、地域の課題を解決する人材を育成し、若者のUIターンのきっかけをつくります。
技術の進展に応じた教育の革新や、新時代に対応した高等学校改革に向けて、オープンイノベーションによる教育環境の創出に取り組みます。「チャレンジを支える資金調達」「まちに必要な人材の獲得」「チャレンジャーがつながる場づくり」「意志ある人材や投資を呼び込むための情報発信」の4つの機能の充実・強化には、民間活力との連携・協働が不可欠と考えます。
日本の25年後の高齢化率を既に超えている雲南市。さまざまな課題に対して前向きにチャレンジする人が生まれ、少しずつ成果を出しています。雲南市は、子ども、若者、大人による3つのチャレンジを連鎖させ、10年後も、20年後も市民みんなで支え合い、生き生きと暮らせる魅力あるまちづくりに挑戦します。