片品村は尾瀬の麓にある人口4,200人の小さな村で、総面積の92%を森林が占めている自然豊かな村です。春から秋にかけて、本州最大級の高層湿原「尾瀬ヶ原」の絶景を見ようと全国各地からハイカーが訪れます。冬は関東で唯一の特別豪雪地帯に指定されており、白銀の世界に包まれます。 当村にはあわせて3つの保育所がありました。しかし年々少子化が進み、各保育所で入所児童の人数が大きく減少し、2023年度には1つに統合されました。 保育所の統合にあたり、保護者からの意見として一番多かった問題は、保育所への送迎です。冬の雪が降るなかの送迎の負担は大変大きなものです。そうした保護者への負担を軽減するために、保育所送迎バスを当村で運行したいと考えています。 そこで、当村の未来を担う子どもたちを安全に送迎するための「保育所送迎バス購入プロジェクト」を開始します。
まちの中心地にある保育所に、離れた地域の保育所2つが合流する形で統合しました。現在、保育所に通っている子どもは全部で69名です。 送迎問題については、もともと予算も確保していなかったため、補正予算500万円を計上して、2023年中に送迎バスを購入することになりました。年間予算が約40億円の当村で500万円というのは、かなり大きな負担となっております。 そこで、皆様にお力添えいただきながら、保育所統合による子育て世帯への負担を軽減し、住みやすい村づくりを進めていきたいと考えています。 本プロジェクトにご賛同いただいた企業の皆様につきましては、村の広報誌に社名を掲載し、感謝状贈呈式を行う予定です。ほかにもご要望がありましたら、ご提案いただければできる範囲で対応させていただきたいと思っております。 少子化や子どもたちの健やかな成長にご興味をもっていただければ幸いです。
当村はここ10年で人口が約1,000人減少しています。高齢化率も41.3%と全国平均よりも12.6%も高い状況です。このように少子高齢化が進むなか、保育所統合による子育て世帯の負担増加を軽減するため、保育所送迎バスの購入・運行が欠かせない状況です。 保育所送迎バスの購入・運行にあたり、近年の送迎バスにおける園児置き去り事故もあり、置き去り防止の装置の設置も欠かせません。 子どもの安全を第一に考えた結果、バスは新規で購入することとなりました。 当村の未来を担う子どもたちのため、保育所送迎バスを購入・運行し、子育て世帯への負担軽減を図っていきたいと思います。
人口減少、少子化が進んでいるなかで保育所が統合され、近くに保育所が無いから送迎バスが必要になるという、悪循環になっています。バスを運行するには、バス購入費だけでなく運転手の人件費もかかるため、税収が減っている当村にとっては大きな負担となってしまいます。 都心部であれば電車やバスで通所することも可能でしょうが、当村には電車が無く、バスも主要道路しか通っていません。公共交通でどうにかなるレベルではないのです。 また、最大の懸念事項が冬の雪です。当村は関東で唯一の特別豪雪地帯に指定されており、関東で最も雪が降る自治体です。山の方では2階建ての家が埋まるくらいに雪が積もるほか、村の中心部でも大人の腰くらいまで積もります。 しかも大雪が日常的にあるため、雪が原因で保育所や学校、会社が休みになることはありません。どれほど雪が降っても、保護者は会社に行かねばならず、子どもたちは保育所に通ってこなければならないのです。大雪のなか、長い道のりを送迎するのは、かなりの負担になります。 送迎バスの運行により、こうした子育て世帯の負担を軽減したいと考えております。
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。 当村は、国が掲げる「将来にわたる活力ある地域社会」の実現に向け、結婚・出産・子育ての希望を叶え、多様な人が集い、安心して暮らすことのできる魅力的な地域を目指しています。 また2023年度より、当村の10年先・20年先の理想の姿を見据え、村全体の活性化と持続的な発展に向け『尾瀬かたしな未来プロジェクト』を始動させました。 『尾瀬かたしな未来プロジェクト』では「住んで良し。働いて良し。訪れて良し。持続可能な村づくり」をビジョンに掲げ、村全体の活性化と持続的な発展を目指します。本プロジェクトにご賛同いただいた企業の皆様にもハード・ソフトの両面で『尾瀬かたしな未来プロジェクト』を応援していただければ幸いです。 4,200人の小さな村にスキー場が5つあるくらいの豪雪地帯で、冬の生活は厳しい面もあります。しかし、当村は尾瀬の玄関口となっており、春から秋にかけては尾瀬ヶ原の雄大な自然が人々の心を癒してくれます。 尾瀬の郷 片品村の未来を担う子どもたちが、安心して、安全に、保育所に通えるよう、ご支援のほどよろしくお願いいたします。