愛媛県宇和島市は、四国の西南部に位置する人口約7万人のまちで、愛媛県南予地方の中心都市です。宇和海と鬼ヶ城山系に囲まれた城下町で、多種多様な柑橘類をはじめ、日本有数の生産量を誇る真珠、養殖のタイやブリなど、全国トップクラスの食資源を誇っています。「鯛めし」や「じゃこ天」などの絶品グルメや重要文化的景観に指定された「遊子水荷浦の段畑」、現存12天守のひとつに数えられる「宇和島城」や「闘牛」などの観光資源も多い、魅力あふれる地方都市です。 しかし、当市の総人口は昭和40年の12.2万人をピークに、その後一貫して減少傾向が継続し、多くの自治体と同様に、人口構造の変化や若者の市外への人口流出といった課題があります。 このため、市では人口減少に歯止めをかけるため、まち自体の魅力を高め、市内外から「選ばれるまち」を目指し、「うわじま移住・定住応援プロジェクト」を実施しています。
本市は、毎年約1,400人ずつ人口が減少しています。2023年には人口が7万人を下回り、2045年には4万人を切る推定もされるなど、深刻な人口減少が続いています。 高齢化が急速に進み、人口の自然減(死亡>出生)に歯止めをかけることは難しいですが、これまで少子化対策の取組みを進め、出生数の増加を目指すとともに、社会減(転出>転入)に歯止めをかける政策を重点的に進めることが人口減少対策として必要と考え、市としても最重要課題として取り組んできました。 特に人口減少を抑制するための移住・定住に関する取組みは、行政だけでなく、市民や市内の企業等が移住者等をサポートするための「移住応援隊」となり、オール宇和島で移住・定住支援に関する取組みを行っています。 今後も移住者等の希望に寄り添いながら継続的な支援体制が必要です。 企業の皆様からのご協力を賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。 また、企業版ふるさと納税を通じて、当市と新たなパートナーシップを築き、貢献していただける企業の皆様をお待ちしています。
本プロジェクトは、「宇和島に興味がある」「宇和島で暮らしたい」「宇和島に住み続けたい」方を応援し、人口減少に歯止めをかけます。 1. うわじま移住応援隊 移住者や移住を検討している方の移住・定住をサポートするため、市民の方や企業などと連携して移住応援隊を設置し、オール宇和島での各種サポート体制を強化しています。 2. 移住者・若者の暮らしを応援 UIJターンを促進するため、「移住定住支援金」や「若者定住奨励金」を給付するほか、移住者や子育て世帯の住宅取得にかかる負担軽減を図るため、「住むなら宇和島応援金」を給付して、移住・定住の促進を図っています。 3.若者の地元定着を推進 地元への愛着を持ち続けることを推進するため、小中学生が学校や地域の魅力を掘り起こし、学校自慢をCMとして制作する「学校自慢CM大賞」を実施するほか、高校を卒業し進学や就職等で市外へ出て行く若者に対して、SNSを活用して市内の話題や仕事などに関する情報を定期的に配信する「未来つながる宇和島」事業を実施しています。
少子化の急速な進行に加え、より条件の良い大都市への人材流出などから、若者の地元離れが進んでいます。 事業者にとっては、人材不足によるビジネスチャンスロスや事業継続に困難を来たしており、また、当市の主要産業である第1次産業においても担い手確保が喫緊の課題となっています。
宇和島の未来をつなぐ大切な一歩となるプロジェクトです。 「ふるさと宇和島への思い」、「当市にゆかりのある」企業の皆様、ぜひご賛同のほど、よろしくお願いいたします。