鳥取県の西南部に位置する日野町は、東西20km、南北12.5km、総面積133.98平方kmの山村地域で、その境を江府町、伯耆町、日南町、岡山県新見市及び新庄村に接しています。 古くから出雲街道の宿場町として栄えた根雨の町並みや城下町の黒坂、明治期に近代製鉄が台頭するまでわが国の近代化を支えた「たたら製鉄」など、歴史や文化の香りあふれるまちです。また、自然を生かしたアクテビティも盛んで、春と秋には日野川ラフティング体験にたくさんの人が訪れます。また、日野川には秋から春先にかけてオシドリが飛来することでも知られ、多いときには1,000羽以上の姿を観察小屋から間近に見ることができます。 当町は若者の流出などによる高齢化や人口減少が顕著であり、集落の存続や産業の衰退といった多くの中山間地域が抱える様々な問題を解決するためには、雇用の創出や生活サービスの確保などが必要です。そのため、7つの基本目標を掲げて「住んで良かった」と思えるまちづくり、将来を担う子どもたちが誇りをもって未来へ引き継いでいけるまちづくりを目指します。
当町の人口は、町政が誕生した昭和34年(1959)の9,124人をピークに減少を続けています。2023年5月1日時点の住民基本台帳では2,782人となっており、今後も大幅な人口減少やさらなる少子高齢化が予想されています。 そこで、7つの基本目標として 1. 新しい人の流れを作りながら、若い世代が住み続けることができる環境を整える 2. 町内で安心して子どもを産み、育てる環境を整えるとともに、子どもたちの生きる力の基礎を培う 3. 「地域とともにある学校づくり」「学校を核とした地域づくり」を推進することで、地域を支える人財を育成する 4. 活力と魅力あふれる産業を創り、安定した雇用を創出する 5. 誰もが心豊かで潤いのある生活や生きいきと輝き活力ある社会を実現する 6. 町民の健康で安心・安全な暮らしを守る 7. 町民が将来にわたって安全に安心して暮らせる を設定しました。 当町の目指すまちづくりを、ともに取り組んでいただける企業の皆様からのご支援をお待ちしています。
本プロジェクトの進めるにあたっては、地方創生の基本となる次の4つの視点を掲げており、各種事業や施策を実施します。 〇若者・子どもが住む未来へつながる持続可能なまち まちを維持していくために、一人でも多くの若者が住み、子どもが誕生し、地域で子どもを育て、地域を愛し支えていく人材を育成するサイクルを持続するよう取り組みます。 〇住民が生きがいをもって自ら考え実行する住民主導のまち 住民がそれぞれの役割と責任を分担し、住民同士で手を取り合いながら、それぞれが生きがいをもって考え、決定し実行していく住民主導のまちづくりを進めるとともに、行政がそのまちづくりをしっかりと支えていきます。 〇地域資源を活用した賑わいのあるまち 町の各所にある地域資源を地域の知恵や創意工夫で産業振興や町の活性化に有意義に活用し、心豊かに暮らすことで人を呼び寄せる、賑わいのあるまちづくりに取り組みます。 〇みんなの笑顔が光る安心安全なまち 子どもから高齢者まで笑顔で安心して暮らすことができるために、住民の生命・財産を守る災害に強いまちづくりや、健康に過ごすことができる福祉のまちづくりに取り組みます。
当町には、人口減少をはじめ中山間地域が抱える様々な問題があり、特に予算の確保については限られた財源やマンパワーで地域を支えざるを得ない状況となっています。限られた予算のなかで魅力的な事業の企画・実施を心がけていますが、さらに町政を推進していくためには、これまでにない新たな視点、豊かな発想力が必要と考えています。 当町の人口は2040年には2,000人を割り込むという試算もあり、早急に手を打つ必要に迫られているのが現状です。企業版ふるさと納税を活用することで、事業費として直接的に支援していただきたいのと同時に、企業の皆様の新しい知見をお借りできればと考えています。お互いに新しいことにチャレンジするきっかけになり、ともにひとつのものをつくりあげていけるような事業の提案をお待ちしています。
鳥取県日野町は豊かな自然に恵まれているだけでなく、歴史や文化の香りあふれるすばらしい町です。 少子高齢化により過疎化が進行していますが、当町で暮らしている人たちの幸せを最優先に考え、当町に住んでよかったと思えるまちづくり、将来を担っていく子どもたちに誇りをもって引き継げるまちづくりを進めてまいります。 とはいうものの、限られたマンパワーと予算を割いて町で独自に新しいものに挑戦するには斬新な企画能力が不足しており、企業の皆様の知見をお借りしながら新しい事業にも取り組みたいと考えています。 本プロジェクトをより力強く進めることは、町の未来に向けた大切な一歩になることは間違いありません。持続可能な町をつくるためには、企業の皆様の温かいご支援が必要です。 どうぞよろしくお願いいたします。