玉川村乙字ヶ滝かわまちづくり計画複合型水辺施設プロジェクト福島県 | 玉川村

福島県 玉川村のプロジェクト概要

玉川村は福島県のほぼ中心、阿武隈山系の西端に広がり、果樹栽培をはじめとした農業が盛んなエリアです。福島県を縦断する阿武隈川や千五沢ダムといった豊かな水資源にも恵まれています。 乙字ヶ滝(おつじがたき)は、日本の滝百選にも選ばれた阿武隈川唯一の小さな滝で、当村を代表する水辺の景勝地です。松尾芭蕉がこの滝について詠んだ句や乙字橋、乙字ヶ滝公園を起点とするサイクリングロードなどがあります。 当村は2020年3月13日に国土交通省制度が実施している「かわまちづくり支援制度」に登録した「玉川村乙字ヶ滝かわまちづくり計画」に基づき、国土交通省、福島県、当村、民間事業者が相互連携・協力して、乙字ヶ滝周辺の整備を進めています。 具体的には、阿武隈川のほとりに立つ空き店舗を活用し、「複合型水辺施設」として整備します。この空き店舗は、国立競技場などの設計で知られる隈研吾氏が設計したもので、東日本大震災をきっかけに空き家となっていました。この建物を地域資源として捉え、民間企業と連携しながら、クラフトビール製造工場やカフェ、レストラン、観光案内所、サイクリストやカヌー利用者の休憩場所などを建設します。

福島県 玉川村への寄付で得られるベネフィット

感謝状贈呈

玉川村表彰条例に基づき感謝状を贈呈いたします。 100万円未満の寄附者に対しては、感謝の意を表し礼状を送付いたします。

寄附者銘板への記名

施設を有する事業に対して寄附を受けた場合、施設内に銘板を設置いたします。

なぜ寄付を募るのか

当村の人口は、2000年の7,679人をピークに減少傾向に転じ、2015年には6,777人となり、いまも減少傾向が続いています。 そこで、新たな観光拠点を軸に賑わいの創出を目的として民間と連携し、「新たな交流拠点」となる「複合型水辺施設」をつくります。 従来、当村を訪れる人は、視察型の観光が主で、立ち寄って帰る形がメインでしたが、本プロジェクトを通じて、「着地型の観光」にシフトさせ、交流人口を増やしたいと考えています。 本プロジェクトの「複合型水辺施設」は将来にわたり若者が集える場所、楽しめる場所、ビジネスチャンスの場所として、地域の振興のために大きく貢献できる「場」となると確信しています。 地方の小さな「村」の挑戦です。ぜひ、企業の皆様のお力添えをいただきながら民間企業と連携して、本プロジェクトを推進していきたいと思っています。

プロジェクトのポイント

本プロジェクトは、国・県・村・民間事業者が相互に連携・協力し、以下の3点をポイントに推進しています。 1.DBFO方式による整備 河川部分は国土交通省が、「みちのくサイクリングロード」は県が、そして、村は隈氏設計の空き店舗を交流拠点として整備します。整備にあたっては民間が資金調達を負担し、設計・建設、運営も行う「DBFO方式」により整備前に民間事業者の募集を行い、設計時から運営予定の民間事業者が関わり、一般の方が使用しやすい、集いやすい整備を行います。 2.周辺の環境整備 歴史的にも貴重な滝見不動堂を有する公園の再整備や周辺の野山を活用したアウトドア施設などの整備も検討しています。すべてをつなげ楽しく集える場を提供しながら、交流人口の拡大及び地域経済の活性化を目指します。 3.民間事業者との連携 民間事業者と連携しクラフトビール製造工場やカフェ、レストラン、観光案内所、サイクリストやカヌー利用者の休憩場所などをつくります。民間事業者との協定も済み、設計者の隈氏の協力も得られることとなり計画は順調に進行しています。

困りごと・課題

本プロジェクトでは現状、村の観光物産協会が中心となり、「カヌー」や「SUP(スタンドアップパドルボード)」などのアクティビティ体験、また、民間事業者が中心となり、クラフトビール製造工場やレストラン、カフェなどの企画・運営を進めています。 本プロジェクトによる観光拠点を軸とした賑わいの創出を継続するためには持続的で経済効果の高い計画を立てる必要があります。そのためには、企画立案、プロジェクトマネジメントを着実に推進する力が必要となります。 しかし村の観光物産協会及び当村は残念ながらそれらのノウハウに乏しいため、外部活力として協働・連携していただける企業様を必要としています。

メッセージ

乙字ヶ滝を活用した「みんなが集える水の駅」を事業コンセプトとし、カヌー体験などのアクティビティや地域の食体験を生かす「体験と交流」、村内の観光主要拠点をつなぎ情報発信の拠点とする「地域の発信」、既存施設の価値を受け継ぐ「歴史の継承」の3つをテーマに掲げ、事業を展開しています。 複合型水辺施設については、現在、オープンに向け、施設設計・改修工事が順調に進んでいます。原設計を担当した「隈研吾建築都市設計事務所」が本施設のリニューアル設計を担当しており、歴史を継承しつつ、新しい価値を創造します。 現地での滞在時間を延ばせる空間をつくり、滞在時間が延びることで、来訪者同士や来訪者と村民の交流の機会が生まれ、賑わいと交流の場となる空間を村及び地域などと連携して整備してまいります。地域住民の協力も仰ぎ、新たな産業の創出、交流人口の拡大を目標としています。 複合型水辺施設は、2024年夏ごろ、堤防設置などの河川の整備は2025年完了の見込みです。 玉川村の新たなチャレンジに、皆様のご支援をお願いいたします。

目標金額:35,000,000
SDGs目標
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