市民と観光客に必要不可欠な「コミュニティバス」の路線維持・拡大プロジェクト兵庫県 | 淡路市

兵庫県 淡路市のプロジェクト概要

東は大阪湾、西は播磨灘に面した瀬戸内海最大の島、淡路島。淡路市は島の北部に位置し、その面積は淡路島全体の約3割を占めており、世界最大級の吊橋「明石海峡大橋」で神戸市とつながる淡路島の北の玄関口にあたります。 美しい海や里山の景観が広がり、大自然を満喫できる一方、橋を渡れば神戸市中心部まで車で約30分という便利な立地にあり、田舎と都会、両方の良いところを兼ね備えたまちです。 鉄軌道がない淡路島では唯一の公共移動手段がバス交通であり、当市では2013年からバス路線が行き届いていない地域においてコミュニティバス運行に取り組んでおり、「あわ神あわ姫バス」という愛称で親しまれています。自動車などの移動手段をもたない高齢者などにとっては暮らしに欠かせない移動手段であり、また同時に、観光客にとっては観光交通として必要不可欠な移動手段となっています。 本プロジェクトでは、下記2点を大きな柱として、あわ神あわ姫バスの路線維持・拡大を目指すものです。 ≪事業概要≫ ◆既存バスの老朽化に伴う、新たなコミュニティバスの購入 ◆利用者の利便性の向上に向けた運行路線の見直し、新たなバス停留所の設置

なぜ寄付を募るのか

あわ神あわ姫バスは、多くの市民や観光客が利用しており、様々なご意見をいただいております。それらを基に運行路線の見直しや新たなバス停留所の設置に取り組み、さらなる利便性の向上を図ります。 また、運行開始から約10年という歳月が経過したいま、バスの老朽化も見受けられることから、安心・安全に運行していくために新たな車両の購入も計画しています。 市民や観光客の皆様の足として欠かせないコミュニティバスの利便性・安全性を向上させる本プロジェクトの主旨にご賛同いただける企業の皆様、当市を応援したいという企業の皆様に幅広くご協力いただければ幸いです。 当市では今後、複数年かけて段階的にバスを更新していくため、継続してご支援いただける企業様、ともに道を歩んでいただける企業様がいらっしゃれば、大変ありがたく存じます。 ご寄付いただいた企業様へは、感謝の気持ちとして、バスのラッピング広告や車内広告などに企業名を掲載させていただくことを検討しております。バス利用者の皆様が日々目にする広告となりますので、対外PRにご活用ください。

プロジェクトのポイント

あわ神あわ姫バスは、市民や観光客にとって必要不可欠な移動手段です。その安全性、利便性の向上を図り、「いつかきっと帰りたくなる街づくり」を目指し、市内への転入及び交流人口の増加につなげたいと考えております。 ◆新たなコミュニティバスの購入 既存バスの老朽化に伴い、年に1~2台のペースで新たなコミュニティバスへと更新していく予定です。 車両ごとに内装や外装も変えており、更新費用を一概には算出できませんが、1台あたり2,000万~3,000万円程度となっています。 「幸せを運ぶ金色のバス(愛称:ゴールデンドリームバス)」をはじめとして、赤、オレンジ、黄などカラフルな外装にしているのは、市民や観光客に当市及びコミュニティバスをPRするという目的があります。 思わず写真を撮りたくなる、振り返りたくなる、一度乗ってみたくなる、そんな、市民にも観光客にも愛されるコミュニティバスを目指しています。 ◆運行路線の見直しや新たなバス停留所の設置 利用者からの要望に基づく見直しや、現状でバスが通っていないところへの停留所の設置を検討するほか、隣の洲本市へも延伸して利便性を向上する計画があります。

困りごと・課題

◆交通弱者対策 当市の高齢化は全国平均より高い水準で進んでおり、市民の5人に1人が75歳以上となりつつあります。それに伴い交通弱者の人数も増加傾向にあるため、公共交通のない移動困難地域における交通弱者対策は必須です。地域住民を主体とするデマンドバスなどの運行により移動困難の解消に努めていますが、全てはカバーしきれていないのが現状です。 また、隣接する洲本市には当市民も利用する県立病院がありますが、現在は途中で民間バスへの乗換が必要となり、運賃も乗換の手間もかかってしまいます。そこで、洲本市へのコミュニティバス延伸を検討するなど、地域の実情に合った利便性の高い路線の構築に向けて取り組んでいます。 ◆点在する観光地 平日と休日でルートを分け、平日は市民の足として使いやすく、休日は観光地にアクセスしやすくしていますが、観光地を網羅はできていないため、さらなる路線の見直しを検討しています。 ◆待ち時間の長さ 現在はバスの台数が限られており、待ち時間が長くなっています。人員配置などの問題もあるため、台数を増やすだけでは解消できませんが、将来的には解決できるように取り組みを進めていきます。

メッセージ

淡路市は、明石海峡大橋から訪れる人を迎える淡路島の玄関都市です。まちづくりのキャッチフレーズは「いつかきっと帰りたくなる街づくり」であり、それは市民はもちろん、訪れた皆様の心のふるさととなるまちをつくることです。 そうしたまちづくりを進めるための重要なプロジェクトの一つが、今回の市民と観光客に必要不可欠な「コミュニティバス」の路線維持・拡大プロジェクトです。あわ神あわ姫バスは、市民にとっては暮らしに欠かせない移動手段であり、観光客にとっては必要不可欠な移動手段となっています。そのコミュニティバスの利用者のさらなる利便性向上及び安心・安全な運行を目指して取り組んでいます。 本プロジェクトにご賛同いただける企業の皆様、貴社の力をぜひ当市へお貸しください。どうぞよろしくお願いいたします。

目標金額:10,000,000
SDGs目標
sdg-11