【熊本市の現状】 熊本地震によって、本市の主力産業である商業や農水産業、観光産業をはじめとする地域産業の多くが大きな被害を受けたことで、本市の経済に大きな影響を与えました。 様々な取り組みにより、力強い経済の再生が図られるとともに、桜町再開発事業の完成やJR熊本駅周辺の再開発、「くまもとのシンボル」熊本城の公開の開始など、賑わいと活力を取り戻しつつあります。 一方で熊本地震後の復興需要の収束に伴う経済活動の縮小が懸念される中、雇用情勢については、若い世代を中心とした大都市圏への人口流出や雇用のミスマッチなどにより、業種によっては依然深刻な課題を抱えています。 ・若い世代や外国人留学生などの地元への定着と、流による人材確保策の強化 ・創業や起業UIJターンなどの人材還支援、事業承継の推進 ・中小・小規模事業者の販路拡大 ・医療・介護・健康サービス分野の医工連携の推進 などといった地場企業の育成・振興に加え、新たな産業の創出や新たな技術革新に対応できる人材の育成にも取り組む必要があります。 【中小企業等DXアクセラレーション事業について】 ◆事業目的◆ 中小企業の成長を促し、地域経済を牽引する企業に成熟するための支援を強化するため、デジタル技術を活用して業務変革に取り組む市内中小企業のDX化を促進するとともに、その担い手となる DX 人材の育成を図り、本市産業の振興につなげます。 ◆事業概要◆ 経営課題等を抱える中小企業等に対して、デジタル技術を活用し、業務変革等に取り組むためのセミナーやワークショップの開催及び専門コンサルタントによるメンタリングや、社内におけるDX推進の担い手となる人材育成に係る研修等の伴走支援を実施します。 また、伴走支援による取組成果報告会等を通じ、市内中小企業に対してDX化の取組の波及を図ります。