鳥取県 三朝町のプロジェクト概要

鳥取県中部に位置する三朝町は、面積の約9割を山林が占める自然に囲まれたまちで、世界的にも優れた泉質・効能で知られる三朝温泉や断崖に立つ国宝「三仏寺奥院(投入堂)」などは、2015年度に「日本遺産」に認定されました。 特に三朝温泉は、放射能泉(ラドン温泉)という希少な泉質をもち、「ラドン熱氣浴」や「飲泉」など、この地ならではの様々な楽しみ方やその泉質の良さから、湯治利用の方も多い、日本を代表する温泉です。 この三朝温泉がもつ多様な魅力を磨き、快適に過ごしていただける環境を整えることで、リピーターと交流人口の拡大、まちの活性化を目指すべく、2022年12月から利用客満足度を高める「快適な温泉地としての環境整備」プロジェクトに取り組んでいます。 具体的には、インバウンドを見据えた多言語看板の設置、温泉関連施設の改修、温泉地全体をカバーするWi-Fi環境の整備、バリアフリー化などで、あらゆる方々に快適に過ごしていただける整備を計画しています。 温泉街を面的にかつ、細やかな環境整備によって、国内海外問わず多くの方々を三朝温泉に誘客するプロジェクトに、ぜひご理解とご支援をお願いいたします。

なぜ寄付を募るのか

本プロジェクトにかかるすべての費用を町の財源で賄う場合、ほかの部署との調整が必要となり、どうしても時間がかかってしまいます。迅速に取り組みを実現させる方策として、企業版ふるさと納税の活用を決めました。 同時にご支援いただける企業の皆様との新たな関係づくりにも、期待しているところです。 今後の当町の振興には、様々な企業の皆様との連携は欠かせないものであり、企業版ふるさと納税の活用をきっかけに、まちの活性化にご協力いただける企業の皆様との関係を構築し、さらなる連携などにも積極的に取り組んでいきたいと考えています。 なお、頂戴した寄付金は、まちの誇りである三朝温泉の価値を高め、将来に向けて持続させていくために活用します。 浸かっても飲んでも吸っても良しの、この優れたラドン泉をフル活用して、多くの方々が健康になるための様々な取り組みを実現していきたいと考えています。

プロジェクトのポイント

本プロジェクトのポイントは三朝温泉の最大の特徴「泉質の良さ」を生かしたサービスの充実を図り、その良さをご理解いただき再訪・連泊を生み出すことです。 また、当町は東部の鳥取砂丘や隣接する岡山県へのアクセスにも便利な地の利を生かし、広域観光の拠点としても活用できる点をアピールしていこうと考えています。 また当町の三朝温泉などが2015年度に「日本遺産」に認定されました。「日本遺産」により、これまで点在しているだけだった地域の魅力を、ストーリーという線でつなぐことができました。この認定の波及効果として、ふるさと納税の返礼品にも、体験商品として「日本遺産と文化遺産の地で過ごす贅沢な1日stayプラン」が生まれ好評を得ています。 さらに温泉関係者を中心に「ラヂムリエ」という資格をつくり、三朝温泉の効果的な入浴方法などのPRに努めています。今後も三朝温泉をの認知度を高めるために「ラヂムリエ」のスキルアップにも力を入れる予定です。健康になるための入浴指導や効能の解説などの知識を蓄え、観光客の皆様に「また来よう」と感じていただけるよう、様々なサービスの充実を図ってまいります。

困りごと・課題

人口減少が続くなか、資源を守り未来につなげていくため、まずは三朝温泉にお越しいただける方を増やし、三朝温泉、そして当町のファンを増やすことで、交流人口を拡大させることが、当町に求められています。 交流人口の増加には、数ある観光地・温泉地のなかから、「三朝温泉」に来訪いただくために、ニーズに沿った磨き上げを続けるともに、世界屈指のラドン温泉であることを周知する取り組みの検討が、課題だと感じています。 また、新たな特産品の開発によって、当町に興味をもっていただき、ファンを増やすことも重要な課題です。 近年では、一部の集落でのみ栽培されていたまぼろしの大豆、「神倉大豆」の栽培に取り組んでいます。一般的な大豆に比べ、イソフラボンやたんぱく質が豊富に含まれており、豆乳や豆腐、納豆といった商品は東京にある鳥取県のアンテナショップでも取り扱われています。より良い新商品開発のために、企業と連携を図りたいと考えています。 まちの魅力をアップさせる温泉地整備と併せ、新たな特産品の開発でも関心を高め、交流人口の拡大に寄与するために、企業との連携やご支援こそが、この課題を解決するためには不可欠です。

メッセージ

「日本遺産」に認定された三朝温泉は、「三晩泊まって三回朝を迎えると元気になる」との評判からその名がついたともいわれ、「世界屈指のラドン泉」として古くから多くの観光客や湯治客の方々を迎え入れてきました。 三朝温泉の特徴は、「ホルミシス効果」とよばれるもので、新陳代謝促進や免疫力向上などの効果があり、温泉を「吸う・飲む・浸かる」ことでその効果が得られるとされています。 このため当町では、旅館や公衆浴場、足湯や飲泉場のほか、ミストサウナのような熱氣浴施設など、様々な温泉施設を整備することで皆様をお迎えしております。 この素晴らしい温泉をこれまで以上に生かし、国内のみならず、海外からもお越しいただく全ての皆様にとって、より快適で魅力的な温泉地にするべく、さらなる整備を進めてまいります。 当町の取り組みにご賛同いただき、ご支援を賜りますと幸いです。

現在の寄付額
300,000
目標金額:1,000,000
※目標金額を達成すると自動で募集終了となります
寄付件数
1
募集終了日
2025/03/31
SDGs目標
sdg-3sdg-11