犬山市は、愛知県最北端に位置しており、国宝建築物「犬山城天守」や「茶室如庵」、ユネスコ無形文化遺産「犬山祭の車山行事」、世界かんがい施設遺産「入鹿池」、美しい自然景観を構成している「飛騨木曽川国定公園」などがある歴史、文化、自然が豊かなまちです。 そうした地域資源に恵まれた日々の暮らしの中で、出産や子育ての希望を叶え、子育ての幸せを実感することができるまちづくりを推進したいと考えています。 このプロジェクトは、「出産や子育ての希望が実現できるまち」を目指し、「新子ども未来園(保育園)の整備」、「多子・多胎世帯子育て支援事業」、「通学路の整備」を実施するものです。
【新子ども未来園(保育園)の整備】 〇現在ある2つのこども未来園(保育園)を当市で初めて統合し、田園地帯に移転整備します。 〇「子どもが楽しい、大人も楽しい、地球にやさしい」の3つの視点を大切にし、「田んぼの中の秘密基地」を彷彿させるような「近未来的な園舎」と「広々とした園庭」を整備します。 【多子・多胎世帯子育て支援事業】 〇3人以上の子どもや双子などの多胎児がいる世帯に対して、妊娠期から中学卒業までを1つのパッケージとして取りまとめた継続的な支援を行うことで、子育てにかかる負担を和らげ、少子化対策と当市への移住・定住促進を図ります。 〇これまで、対象世帯へ犬山産米の配布や、子育て講座の参加費無料化、移住・定住補助金の上乗せなどを実施してきました。 〇今年度からは、新たに給食費の無料化や、児童クラブ利用手数料の無料化、コミュニティバス乗車料金の無料化などを実施しています。 【通学路の整備】 〇子どもたちが安全・安心に通学できるようにするため、通学路の整備を積極的に進めています。
犬山市の人口は、令和4年現在、約73,000人です。少子高齢化社会がこのまま進行すれば、40年後には約23,000人の人口減少が予測されています。 このままでは、地域の人々の支え合いができなくなり、祭りなどの伝統行事の開催も難しくなり、まちのにぎわいが失われてしまうおそれがあります。 そこで、これからのまちづくりを担う子育て世帯に対し、特に重点的な支援を行っていくことが重要と考えています。 子育ては、家庭だけでできる人ばかりではなく、犬山市では、地域全体がそれぞれの役割を果たすことにより、よりよい子育て環境を創り出すことに取り組んでいます。 だれひとり取り残さない、みんながいきいき暮らせるまちづくりを続けるために、地域や社会の様々な構成員に加え、「民間企業の皆さま」と協働によるまちづくりを進めていきたいと考えています。
当市では、今を生きる子ども達、これから生まれてくる子ども達の未来を見据え、子どもの笑顔と家庭の幸せが、「持続可能」となるまちづくりを進めています。 特に子ども未来園(保育園)は、「子どもがはじめて集団を経験する場」です。 「見るもの、聞くもの、体験するもの、すべてが犬山の子どもたちの経験と夢、そして自信に繋がってほしい」という想いでこのプロジェクトを実施しています。 子ども未来園(保育園)に通う子どもたちには「多くの方からの善意に支えられている」ことを感じ、そんな善意の“わ”を広げていけるような人へと育ってほしいと考えています。 当市がずっと大切にしてきた「犬山の子は犬山で育てる」という考え方を踏まえて、市民の一人一人が、子どもを安心して産み、子育てしやすい環境を創る当事者となって、大いに活躍できるまちを実現するため、企業の皆様のご支援をよろしくお願いします。