川西町は、山形県置賜盆地(おきたまぼんち)の中央部に位置し、豊かな森林からなる「丘陵部」と、広大な田園からなる「平坦部」の2つの地域で構成されています。町内には広大な田園が広がり、全国屈指の「米どころ」として「つや姫」や「雪若丸」などのブランド米も生産されています。また、全国に名高い「米沢牛」の主産地でもあり、県内随一の繁殖牛の飼育頭数を誇っています。 その豊かな自然の中に、未来の農業の担い手を育成する「山形県立置賜農業高等学校」があります。 置賜農業高校は、「質実剛健」「誠実明朗」「実践奉仕」の校訓のもと、地元農業をはじめ各界に1万9千名を超える有為な人材を輩出している歴史ある農業高校です。これまで、大学など高等教育機関を含めて東北初となる、花き生産の国際認証「MPS」の取得、全国農業高校お米甲子園における最高金賞の受賞など様々な活動を展開してきました。 近年、農業を取り巻く環境は大きく変化し、農業従事者の高齢化や担い手不足が進行する中、省力化・低コスト化に向けたスマート農業の取り組みも実用化されています。 今後の未来の農業を担う、置農生においても、スマート農業を活用した魅力ある農業教育の充実が大切であると考えています。 町では、置賜農業高等学校と平成27年に「川西町と山形県立置賜農業高等学校との連携に関する協定書」を締結し、連携を深めてきました。 スマート農業の他、置賜農業高校の様々な活動を支援し、置賜農業高校が今後も地域と共にある学校として、魅力ある農業教育の推進を図れるよう支援していきたいと考えています。
置賜農業高校の魅力ある農業教育の推進に繋がる取り組み全般を支援していきます。 1、農業の生産から加工までの一貫した実践的学習を支援します! 1、農業に関する最先端の技術・知識の習得を支援します! 1、将来に活きる・活かせる資格の取得を支援します! 1、学生の自由で活発な活動を支援します!
(1)置賜農業高校連携支援補助金 協定書に基づく、置賜農業高校の自由で活発な活動を支援します。 (2)置農アグリ耕志援補助金 置農生の耕す志を支援するため、若者が夢ある近代的な農業に触れる機会の創出を支援します。令和4年度は、資格取得支援やスマート農業、ドローンを活用した水稲直播栽培に県内の農業高校で初めて挑戦しました。 (3)その他報奨金の交付など 置農生の顕著な活動や活躍に対し報償金を交付し支援します。令和4年度は、鹿児島県で開催された全国の優秀な和牛を一堂に集めて5年に1度開催される「和牛日本一」を決める和牛の祭典~和牛のオリンピック~に出場する置農生に懸垂幕を作成し応援するとともに、報奨金を交付し支援しました。
将来農業に従事したいという強く熱い志を持って農業高校に入学した高校生の深化した学びをより促進させるため、ぜひ皆さんの温かい支援をよろしくお願いします。