埼玉県のほぼ真ん中、岩殿丘陵の南端に位置する鳩山町。首都圏から50km圏内にありながら、緑に囲まれたのどかな暮らしも、ニュータウンでの便利で温かな暮らしも叶えられるまちです。里山の恵みは豊かで、縄文時代から人々の生活が営まれるなど歴史の深いまちでもあります。 また、JAXA地球観測センターをはじめ大学や研究機関も多くあり、行政・民間が一体となって町民サービスの向上に取り組んでいます。 当町は幸福度の高いまちとしても注目されており、人口の社会増加は認められますが、埼玉県内トップの高齢化率のために自然減少の方が多いというのが現実です。 東京への一極集中が加速している状況に歯止めをかけるには、地域の文化資本を積極的に活用し、子育て世代にとって魅力的なまちづくりを推進する必要があると考えます。 そこで当町では「英語教育/放課後子ども教室/給食費無償/公園遊具整備」の4つの事業を軸に据え、子育てしやすい環境の整備に取り組んでいきます。
子どもの成長を社会全体で支えるために取り組んでいる当町の4つの事業には、下記のような費用や人材の確保が必要になると考えています。 1)英語教育に必要な人材・教材などの教育環境整備 現在1中学校に1名配置しているALT(外国語指導助手)を月に数回町内の3小学校へ派遣しています。寄付金でALTを増員できれば、小学校専属にし、小学5・6年生が英語に親しむ機会を増やしたり、対象年齢を引き下げて早期教育を実現したりすることができます。また、英検受験料の補助も可能となります。 2)「放課後子ども教室」の企画立案、教室を遂行するための人材確保 「放課後子ども教室」に取り組むうえで、明確な運営方針を打ち立て、企画立案、遂行するための人材が必要です。しかし、当町は残念ながら、それらのノウハウに乏しいため、協働・支援いただける企業を募集しています。 3)給食費無償 3小学校と1中学校分の児童生徒の給食費を賄うための費用が必要です。 4)公園遊具整備 当町には公園が多数ありますが、どれも遊具の老朽化が著しいです。当町に住んでいる子どもたちが、安心・安全に遊べる遊具を整備できればと考えています。
本プロジェクトでは、主に下記4つの事業を進めています。 1)英語教育の充実 当町では中学校に配置しているALTが小学校の授業にも積極的に参加し、ゲームやダンスを取り入れ、子どもの成長段階に合わせた英語学習を行っています。また、オンラインを活用した、ほかの自治体の児童と英語交流も実施しています。今後はさらに視野を広げ、英語にふれあい、外国の文化などに関心をもてるような英語教育に取り組みます。また、英検の受験料の補助や、英語弁論大会におけるALTの指導などを行っていきたいと考えています。 2)放課後子ども教室 放課後にすべての小学生が安心・安全に集える場所を設け、地域と学校が連携・協力して子どもたちの文化芸術・生涯学習体験につなげるための新規事業に取り組みます。 3)給食費無償 給食費滞納世帯への折衝は教員の負担となっていました。給食費がなくなれば、本来の業務である指導に集中でき、教員の負担軽減と教育の質の向上につながります。 4)公園遊具整備 遊具を整備し、安心・安全に子育て世帯が過ごせる公園を目指します。そして、公園の利用者がさらに増え、活気あふれるまちにします。
当町の人口約1万3,000人のうち、65歳以上の高齢者が約4.5割を占め、高齢化率は埼玉県内でトップになっています。今後は75歳以上の後期高齢者の比率が高まるとともに、さらなる人口減少が進んでいくと推測されています。 また、若年層は進学や就職を機に転出が多い傾向にあり、2021年1月1日時点の平均年齢は55.5歳。それに伴い直近の合計特殊出生率(15~49歳までの女性の年齢別出生率の合計)は0.81と極端に低くなっています。既存の住民のみを母数として出生率向上の高い目標を掲げるのではなく、子育て世帯の移住を促進する必要があると考えています。そのためにも子育て世代にとって魅力的なまちとなるように、子育てしやすい環境を整備する本プロジェクトを推進しています。 当町の子育て世帯の移住促進・子育てや教育、次世代の育成に興味をもち、本プロジェクトにご賛同していただける企業の皆様を募集しています。
鳩山町は、美しい里山風景と、健康で元気な地域住民たちに囲まれて、安心・安全に子どもがのびのび育つ環境です。幸せに暮らせる環境が整っており、全国の自治体を対象とした「街の幸福度自治体ランキング2021」にて首都圏版、全国版どちらも第1位となりました。 その一方で、高齢化率が埼玉県内でトップになるとともに、生産年齢人口数に比例し、行政サービスを支える個人町民税も減少しました。 今後、次世代を担う子どもたちを育むことは、町の活性化へとつながっていくと考えています。 未来をつくる子どもたちの育みをともに支援していただける企業の皆様のお力添えをいただければ幸いです。ご支援のほど、よろしくお願いいたします。