■課題感について あさぎり町でも少子高齢化・人口減少により、地域住民の生活、地域経済への影響が懸念されています。 ■なぜ健幸のまちづくりが必要なのか 今あさぎり町に住んでいる方がすみ続けようと思える「まち」=「健幸のまち」をつくっていくことで、UIJターンなどの移住定住促進にもつなげていきたいと考えています。 「健幸」(健やかで幸せな生活)とは「医学的に健康な状態のみならず、 地域において社会参加している」状態とされています。 すべての町民がいきいきと暮らしていくためには、個々の健康づくりの取り組みに加え地域社会全体で関係機関と協力し、子どもの頃からのより良い生活習慣の育成、生涯を通じた健康づくりと地域環境づくりに取り組む必要があります。 本プロジェクトは地域の担い手である住民が、「健康」を通じて主体的に健康維持・社会参加するためのしくみづくりを支援するプロジェクトです。 そのために自治体にかぎらず、関係機関がそれぞれの役割を踏まえながら連携を強化し、様々な問題を抱えている人を支援していくことで、誰一人取り残さないまちづくりを推進していきます。
■親子の健幸支援 ①精神的な健幸への取り組み 親子に寄り添う子育て支援センターを設立し、地域における子育ての悩みや不安を取り除く取り組みを推進します。 ②肉体的な健幸への取り組み 子ども食堂支援やフードドライブの推進、部活動に代わっての社会体育の充実など、身体づくりにかかわる支援も行います。 ■ネットワークによる健幸支援 「ご近所支え合いネットワーク」と「自主防災組織」を推進し、地域のネットワーク強化による住みやすさを追求します。 組織づくりで終わりではなく、地域の「人と人との絆」、「支え合い」などを高めることにより、安心して暮らせる地域へとつながります。
■拠点整備・活用による健幸支援 地域型サロンや介護予防教室に加えて、医療機関と連携したスポーツ健康療法に取り組みます。それらの取り組みの拠点を整備することで、健康寿命の延伸にチャレンジします。
■幸福駅を起点とした健幸支援 「歩いてしまう、歩き続けてしまうまちづくり」に向けて、「おかどめ幸福駅」を起点とした周遊サイクリング・ウォーキングロードの整備します。また、町の中心部にあるあさぎり駅周辺をウォーカブルシティの考えを取り入れて再整備を行います。
健幸のまちづくり関連事業の財源として補助金等の活用を考えていますが、それらは基本的にスタートアップに係るものであります。 補助終了後も子育て支援政策、運動教室の対象者拡大や健幸づくり拠点、歩道やサイクリングロードの整備を推進していく必要があります。 財源としてだけでなく、健幸のまちづくりに向けた繋がりづくりに企業版ふるさと納税を活用していきたいと考えています。
健康が幸福な生活を支える大切な要素であるという観点から、全国約110の自治体とともに、 筑波大学の研究データをもとに「あさぎり町で暮らすことで健幸(健康で幸せ)になれるまち」を目指すSWC(スマートウエルネスシティ)事業に取り組んでいます。
健幸のまちづくりは短い期間で成果がすぐに現れるものではありません。継続と分析が重要であり、住民に広く浸透させていくためのエビデンスを示しながら産官学一体となって取り組んでいく必要があります。 子育てや健康づくり、スポーツ習慣化に関連する企業の皆様からの積極的なご提案やご支援をお待ちしています。
すべての町民が生きがいを持って健康に暮らしていくために、子ども・障がい者・高齢者を誰一人として取り残すことのない福祉事業を展開します。生活困窮者の支援や、安心して働くことのできる環境を整備し、将来にわたって「幸せ感じるあさぎり町」実現のために、多様な人材の活躍を推進し、お互いが支え合うことのできる地域社会を構築していきます。