川越市は埼玉県南西部の中心的な都市で、歴史ある城下町が残る、人口35万人を超える中核市です。都心から30km圏内と、ベッドタウンとしての要素をもちながら、県内有数の農業生産を誇る田園都市としての一面も有しています。本プロジェクトは、古くから続く城下町川越の発展を支え、今も残る川越農業の魅力を生かした新しい取り組みです。 都心からのアクセス性を生かし、市内外の皆様に川越での「農のある生活」を楽しんでもらうことで、交流人口の増加を目指します。 2022年11月には「川越市農業ふれあいセンター」がグリーンツーリズム拠点施設としてリニューアルオープンし、グリーンツーリズムのソフト事業を本格始動させました。農業や食の体験などの取組を積極的に行うとともに、市内各地の観光農園や直売所などの情報発信を行っています。さらに、川越でゆっくりと「農のある生活」を送っていただけるよう、キャンプ場の整備を進めていきます。
古くから東京圏の食を支えてきた川越の農業従事者が減少傾向にあります。都内にほど近い当市の都市農業は、川越市近隣だけではなく、新鮮な農産物を安定して都内へ供給する役割を担ってきました。今後も市民の皆様は元より都内などの皆様へ、新鮮な農産物を提供し続けるためにも、川越の農業を維持することは喫緊の課題です。 本プロジェクトを立ち上げ、グリーンツーリズムの拠点を整備することで、まずは人流の増加、さらにはリピーターの獲得を目指します。そして、農業や食に関する体験や農業者とのふれあいを通じて、一人でも多くの方が農や食への関心が高まることにより、一人一人の食生活を豊かにするとともに、都市農業川越で生産された農産物の消費拡大や現在の農業者の営農継続、さらには就農者が増加することにより、将来に渡って川越の農業、農地が継続していくことを期待しています。 本プロジェクトの推進には、農業、観光だけにとどまらず、幅広い知見が必要です。事業の目的、趣旨に賛同し、協力いただける事業者の皆様をパートナーとして進めていきたいと考えています。
当市有数の観光地である蔵造りの町並みから近く、緑豊かな伊佐沼にある「川越市農業ふれあいセンター」をグリーンツーリズム拠点として改修整備を行います。調理室、カフェ、シャワーブース、農園、バーベキュー場なども備えた拠点施設として改修整備を進めています。「川越市農業ふれあいセンター」は2022年11月にリニューアルオープンを迎える予定です。 リニューアルオープン後は積極的に農業体験、食体験を行うとともに農業、食、観光など市内各地のグリーンツーリズムに関連した情報発信も行います。 また、隣接地にはキャンプ場の整備も進めます。整備計画は確定していますが、プランの具体的内容は決まっていません。キャンプの運営方式や形態、種類など、賛同いただいた事業者の皆様にご協力いただきながらつくりあげたいと考えています。グリーンツーリズム拠点とともに、川越農業を盛り上げる一助となるようなアウトドアレジャー事業の推進にもお力添えいただければ幸いです。 さらに、蔵のまち「小江戸川越」などの中心市街地の観光拠点と連携を進めながら、川越観光の広域化と滞在時間の延長も目指します。
当市の人口は、2027年までは微増が続く見込みである一方、農業従事者は減少しています。経済的な面からも農業を職業として選択する人が少なくなっているのが現状です。しかし、川越農業には都市農業ならではの役割と責任があります。 未来の「東京圏の食を支える」ためにも、私たちは川越農業を維持しなければならないと考えています。具体的に事業を進めるに当たっては、多くの情報を集め、魅力あふれる事業の企画立案を行っていく必要があります。 当市だけが中心となり事業を担っていくことが難しいため、協力・連繋していただける事業者の皆様を募集しています。
古くから城下町川越市の発展を支え、現在も埼玉県内上位の生産がある当市の農業は、新河岸川の舟運を通じて多くの農産物を江戸・東京に供給してきた歴史があります。なかでも、サツマイモの生産などにより戦後東京の食糧難を乗り切ることにも寄与してきました。 近年、高齢化や後継者不足などで農業従事者の減少が続いています。しかし農業は洪水の防止や豊かな田園景観など、食料生産以外にも多くの機能があるといわれています。 私たちは、東京圏に残る当市の農業を将来に渡って継続していきたいと考えます。本プロジェクトは、市内外の皆様に当市での「農のある生活」を提供し、交流人口の増加を図っていくことを狙いとしています。 農業の魅力、必要性を多くの皆様にご理解いただき、川越の農業の継続、発展に寄与する事業としたいと考えます。 都市の持続性の点からも、都市農業である川越の農業を残していくことは、大きな意味があると考えます。ご支援のほど、よろしくお願いいたします。