地域循環型林業構築を目指す木質バイオマス発電事業静岡県 | 小山町

静岡県 小山町のプロジェクト概要

静岡県小山町は、富士山頂があるまちです。また金太郎生誕の地であり、金時山を始めとする山々もあります。この豊かな山林が生み出す豊かな水資源のお陰で、おいしい農作物が育っています。 山林保全のためには間伐が欠かせませんが、当町では、そこで出た間伐材を利用し木質バイオマス発電ができる「森の金太郎発電所」をつくりました。 しかし、2020年7月に発生した火災により発電所は稼働を停止してしまいました。その後、検討委員会などで議論を重ね再稼働へ動き出しました。小規模熱電併給事業の領域に踏み込んで、まち自ら取り組み、実証することで、地域社会に実装するスキームを‟いま”掴むところです。「すべては山からはじまる」未来のまちづくりの一翼を担う、本プロジェクトに応援をお願いいたします。

静岡県 小山町への寄付で得られるベネフィット

10万円〜の寄附

町公式HP、広報紙、SNS等での企業紹介

100万円〜の寄附

・町の公共施設に企業パンフレット等を設置 ・その他10万円〜の寄附と同様のベネフィット

300万円〜の寄附

・町長との意見交換会の場を設定 ・町主催のイベントへの出展 ・その他10万円〜の寄附と同様のベネフィット

1,000万円〜の寄附

・国の褒賞である紺綬褒章に推薦 ・その他10万円〜の寄附と同様のベネフィット

なぜ寄付を募るのか

2010年9月におきた台風災害を教訓に、当町では森林整備に力を入れ、災害に強い山地を育てながら、持続可能な地域循環型林業の構築を図ることにしました。 しかし循環の要になる発電所に火災が発生。発電設備本体の損傷は免れたものの、稼働中止も一時検討されました。また火災前から、発電設備の稼働率の低さも課題でした。具体的には、燃料となる木質ペレットの問題で炉内の清掃回数の増加や、ガス化工程などの運用が安定しないといった問題がありました。 関係者は努力を重ね、火災発生を防ぐ対策を施し、2022年1月に復旧工事が完了しました。また火災前から取り組んできた木質ペレットの品質改善が実を結び稼働率も大幅に向上しました。 このように再稼働を果たせた一方、事業資金が不足しております。また、一部設備の破損なども発生しているため修繕費が必要となり、この度、企業版ふるさと納税で支援をお願いすることにしました。 また、同様の発電事業をされている企業の皆様と情報共有ができましたら幸いです。当町からは火災事故の経験から得た安全性向上に関する情報の提供が可能です。併せて、木質ペレットの品質研究について情報交換ができる企業の皆様も募っております。

プロジェクトのポイント

本プロジェクトは「森の金太郎発電所」を中心とする持続可能な地域循環型林業の構築です。 発電の燃料の元は、町内の山林から出る間伐材や、製材所から出る端材・おがくずです。それを専用工場でペレット化し発電所に送ります。発電所では、木質ペレットを燃焼させガス化してエンジンを回し発電します。発電能力は最大180kWです。できた電力は売電しますが、災害時は公共施設の電源として活用する計画です。 発電後の木質ペレットの灰は、肥料などの用途で山に戻すことで山林に還元し、持続可能な地域循環型林業システムを構築します。 また、この木質ペレットは、町内の次世代施設園芸団地のボイラーの燃料としても使用され、植物の栽培にも役立てています。さらに、発電所の屋根には、ソーラーパネルを設置しています。 本プロジェクトでは、エネルギーの地産地消も実現しています。

困りごと・課題

本プロジェクトは、当町において「活力あふれるまちづくり事業」として実施されています。森林の間伐など適切な山林保全を通じて、林業の活性化も図りたいと考えています。 また当町におきましても、少子化、高齢化の波を受け、昭和35年(1960)の2万9,000人をピークに2022年には1万8,472人と人口減少が進んでおります。防災体制の確立など、総合的な町の魅力向上に努めることにより、人口減少に歯止めをかけ、社会増・自然増を図ることも、本プロジェクトの目標になっています。

メッセージ

小山町は、富士山のもと、水と緑に恵まれていることに誇りをもち、金太郎のように健康で、明るい町を目指しています。 その一環として、林業をはじめとする町内地場産業の活性化、災害に対する強靭な森林と地域づくり、さらに地球温暖化防止として木質バイオマス発電事業を行っています。 未来のまちづくりの一翼を担う木質バイオマス発電「森の金太郎発電所」を一緒に応援してください。どうぞよろしくお願いいたします。

目標金額:5,000,000
SDGs目標
sdg-7sdg-8sdg-9