「屈斜路カルデラ外輪山トレイルルート」整備プロジェクト北海道 | 美幌町

北海道 美幌町のプロジェクト概要

美幌町は、北海道の東部、オホーツク海から30km程度内陸に位置しており、市街地から約27km進むと天下の絶景と謳われる美幌峠があります。美幌峠の標高525mにある展望台からは、眼下に日本最大のカルデラ湖「屈斜路湖」、噴煙を吐く「硫黄山」、また知床連峰や大雪の峰々が連なる壮麗なパノラマが広がり、年間60万人以上の観光客で賑わいます。 本プロジェクトは、世界最大級の外輪山の縦走体験ができる「屈斜路カルデラ外輪山トレイルルート」の整備を目指すものです。 当町と津別町・大空町の各観光協会と各自治体でつくる、美幌地区三町広域観光協議会は、2016年12月に阿寒摩周国立公園満喫プロジェクト地域協議会が策定した「プロジェクト ステップアッププログラム」に掲げられる「トレイルネットワークの形成」に着目しました。 多くの観光客が訪れる藻琴山・美幌峠・津別峠を活用した体験型観光を推進するために、本プロジェクトに取り組んでいます。

なぜ寄付を募るのか

本格運用はまだまだこれからですが、トレイルルートは現在、全線で22kmのコースが「調査道」として開通しています。 林野庁の許可の下、正式に国有林内のルートを借用する条件として「安心・安全の確保」が絶対に必要です。 そのために緊急時のエスケープルート確保や、ヒグマの行動域把握など、今後さらなる調査を行う必要があります。また、ルート周辺には希少な高山植物や野鳥も存在し、環境の保全も重要な課題であり、経費のかかる事業となります。 維持管理においても、定期的な笹の刈り払いなど、多額の費用が必要となってきます。 そして、魅力的な美しい大自然を存分に楽しむことができるトレイルルートを、多くの人に知ってもらうために、今後の本格運用を行う際「ネーミングの公募」「MAP作成」「グッズ作成」などを行い、当町の新たな観光資源としてのPRを考えています。 いずれの取り組みにも、多額の費用がかかります。 ふるさとコネクトを通じて、当町の大きな観光資源となる本プロジェクトへの、全国の企業の皆様からのご支援、ご協力を、心よりお願い申し上げます。

プロジェクトのポイント

本プロジェクトは、近隣自治体と連携し、環境省及び林野庁と協議しながらルート整備を進めてきました。 北海道の原野を切り拓く、トレイルルートの整備作業では、想像を超えるほどの熊笹に蔽われ、簡単に使用開始できる状況ではありませんでした。しかし多くの関係者の協力を得て、2020年「調査道」として、22kmのコースを完成させました。 「屈斜路カルデラ外輪山トレイルルート」の最大の魅力は、「大自然そのもの」を体験できることです。雄大な眺め、果てしなく広がる空、新鮮な大気がそこにはあります。 自然は私たちの「共有財産」です。この大切な自然を、観光と融合させた形で発展させていくことを目指しています。 今後の本格運用に向けて、ガイドの育成、維持管理体制の構築が必要となります。また、長大なトレイルルートの周遊は、長期滞在につながり、地域経済の活性化に役立つことを期待しています。 自然と観光が融合する、本プロジェクトの完成へ向けて、全力で取り組み続けています。

困りごと・課題

本プロジェクトでは「観光開発」と「自然環境の保全」という、ある意味では矛盾する事柄に、同時に取り組む必要があります。 これまで人の手の入ることが無かった原野を開発しつつ、希少な動物、植物の保全を行い、同時に、訪れていただいた人々に、観光を楽しんでいただくための工夫が必要です。 そのためには観光客の皆様が消費したお金を、自然保護に使用するといった、循環する仕組みが必要だと考えています。 また、22kmにも及ぶトレイルルートを、安全・安心に楽しんでいただくためには、ガイドの育成が重要な課題となります。観光客の安全、野生動物の保護、希少植物の保全には、ガイドの力は大きなものとなります。また、降雪期にスノートレッキングを楽しんでいただくためにも、ガイドは欠かせない存在となります。 今後のトレイルルートの整備および、持続可能な観光地とするための維持管理体制の構築に、多額の費用が発生します。 本プロジェクトを通じて魅力ある観光地づくりに賛同いただける企業の皆様を募集しています。

メッセージ

「屈斜路カルデラ外輪山トレイル」は、美幌町・大空町・津別町、3つの町の、それぞれの観光資源である、美幌峠・藻琴山・津別峠の稜線をつなぐ、壮大なトレイルルートです。 ルート上には人工構造物は無く、大空の下、雄大なパノラマの景色が広がり、大自然のなかを進む、国内でも珍しいトレイルルートになります。 大迫力の屈斜路湖を、通常の観光コースや、見晴台とは違った角度から眺めることができる、当町の新たな観光資源となります。 当町をはじめ、大空町、津別町、各行政機関、民間企業、地域の力。 そうした全てが、力を合わせることで、自然と観光が融合する、新しい国立公園として、全国から、また世界中から、たくさんの人々に訪れていただきたいと願っています。 本プロジェクトはこれから本格運用に向かいます。この取り組みのさらなる充実に向けて、ふるさとコネクトを通じ、全国の企業の皆様のご協力とご寄付を得ることができれば幸いです。 ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

目標金額:500,000
SDGs目標
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