宮崎県延岡市は、九州では2番目に広い面積で、人口約13万人を有しています。旭化成株式会社発祥の地であり、大正時代（1912～1926年）より工業都市として発展したことから、高度な技術をもつ中小企業が集積しています。当市は、この地元の企業資源を有効活用すれば、まだまだ発展できると考えています。しかし、現在の地元企業は、販路拡大、新商品開発、IT力強化などに取り組む人材が不足していることに悩んでいます。 そこで、地元企業の様々な悩みを解決するため、市内の経済団体や金融機関の協力のもと「延岡経済リンケージ機構」を創設しました。 この機構は、域外の人材を地元企業と結びつける「人材マッチング」や、コワーキングスペースを舞台とした「ビジネスマッチング」、そのほか、起業・創業支援、販路開拓をはじめとする様々な事業を推進しています。 本プロジェクトは当市が地元企業へ向けて行う課題解決プロジェクトです。ご支援をお願いいたします。
本プロジェクトの事業のひとつが人材マッチングです。Webサイト「副業・兼業人材プラットフォーム（Skill Shift）」を通して都市部の人材とつながることを進めています。もうひとつの事業は、マッチングのリアルな場の提供です。コワーキングスペースの立ち上げ、利用者同士が話をする機会をつくっていきます。 多くの方に、このプラットフォームなどを認知してもらことが必要です。また、多業種の企業の皆様に参加いただくことは新しいビジネスへのマッチングにとって必要な要素といえ、域外の企業の皆様に本プロジェクトを知っていただくことも重要と考えています。 今回の企業版ふるさと納税を通じて、企業の皆様とつながれれば幸いです。
ポイント①副業人材の活用 当市の企業にとって、正社員雇用は難しく、社員も今の業務で余裕がない状況です。しかし、当市の企業には以下のような要望があります。 • 新しい商品や製品の広報戦略、海外戦略を一緒に考えてほしい！ • 新しいECサイトの構築やデザイン、また新規事業・新商品開発のアイデアを一緒に考えてほしい！ • 人事評価制度の見直しや採用強化、またIT化を推進した効率化・省人化に取り組みたい！ 大企業で「副業」の解禁が進み、高いスキルをもった都市部の人材が、地域貢献を目的に地方の中小企業に目を向けてくれています。そんな都市部の副業人材と地元企業を、マッチングプラットフォームを活用し、つなげたいと考えています。 ポイント②コワーキングスペースでのビジネスマッチング 当市の玄関口である延岡駅前の西口街区ビルは、地元の信用金庫、商工会議所などが入居するなど、産・官・金による企業支援のための様々な情報が集まるスペースになっています。 そのビルで延岡経済リンケージ機構がコワーキングスペースを運営しています。この場を用いて、様々なイベントも開催しながら人材マッチング、ビジネスマッチング、起業支援を行っていきたいと考えています。
当市には製造業を中心に多くの企業がありますが、その技術やノウハウなどの経営資源をもっと活用できると考えています。また、企業単体より市内の複数の企業でアピールする方が訴求力が高まるはずです。 地元企業の多くが抱えている「PR不足」という課題を克服することも、「副業・兼業人材プラットフォーム」の大きな役割です。 本プロジェクトは今春より一部運用を始めています。プラットフォームには、一部の地元企業や都市部人材の方々に実際に登録をしてもらいました。また2022年3月にはコワーキングスペースをプレオープンし、起業・創業支援やビジネスマッチングのため「まちづくり」「シニア人材」「女性経営者」「ＤＸの推進」などのテーマでイベントを開催いたしました。 当然ながら、このプラットフォームの運用や、コワーキングスペースの運営・イベント開催などには、コストがかかります。残念ながら、この資金が潤沢にあるとは言えません。一方、運用コストをかければ、それに比例してマッチングが進むのでは、という感触も得ています。
おかげさまで本プロジェクトは今春からの一部運用で少しずつ成果が出ております。 関東の企業様との連携による販路拡大、また、HP作成へのご協力、チラシのデザインのご提供などをいただきました。さらに、コワーキングスペースのプレオープン時には、100名を超す利用者が来てくれました。 運営資金が充実すれば、本プロジェクトがより多くの企業や副業・兼業を考えている人たちのお役に立てると信じております。どうか趣旨にご賛同いただき、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
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