島根県と鳥取県の県境、山陰の中央に位置する安来市。 古より続く「たたら製鉄」をルーツにもつ高級特殊鋼「ヤスキハガネ」や、肥沃な農地、寒暖差の激しい中山間地で生産される農産物など、様々な特産品が当市の魅力を高めています。 当市では「人が集い未来を拓くものづくりと文化のまち」を将来像とし、「安来市 まち・ひと・しごと創生推進計画」において以下の4つの目標を掲げています。 ・基本目標1「結婚・出産・子育てを支援し、女性の定着を図る」 ・基本目標2「産業振興により、魅力ある雇用の場を創出する」 ・基本目標3「住環境を向上し、市民の定住意識を高める」 ・基本目標4「多種多様で魅力的な地域を形成する」 こうした施策に取り組むことで「安来市っていいよね! 安来市に住みたい!」と思ってもらえるようなまちづくりを進めています。 本プロジェクトは、基本目標3「住環境を向上し、市民の定住意識を高める」を中心とするものです。 公営住宅の整備等による住宅の確保や住みよい環境の整備、移住相談体制の強化等により、定住の促進を図ることを目標としています。
当市では現在、少子高齢化による地域の担い手不足、地域活力の低下が懸念されています。 市外への転出による人口減も問題です。男女とも10代後半~20代前半の流出が高く、労働力人口減少による地域経済成長への影響は多大です。人口流出に歯止めをかけ、地域に定着させるための施策が必要です。 定住・移住を促進するためには、住む場所の確保、住みよい環境の整備、住みたいと思ってもらえる相談体制の強化が求められます。 人口減少に伴い空き家が増加する中で、老朽化対応や活用可能な空き家の相談対応が求まられています。また活用可能な空き家については移住希望者への活用が可能となるよう、各種支援制度の利用促進を求めています。また老朽化やニーズに合っていない公営住宅の整備も計画的に進めていくことが必要です。 また少子高齢化が進む社会状況に沿った交通網の整備や公共交通の充実と利用促進も大きな課題となっています。 当市の取り組みにご共感いただけることを願っています。
本プロジェクトでは、公営住宅の整備や民間賃貸住宅家賃助成等による住宅の確保、道路ネットワークの整備や公共交通の充実、まちなかの利便性の向上や地域医療の確保・充実による住みよい環境の整備を行うとともに、やすぎ暮らしサポートセンターを設置し移住相談体制や情報発信の強化を行い、定住の促進を図ります。 住環境を向上し、市民の定住意識を高めるため、一例として、次のような事業を行います。 ・定住推進事業 ・公営住宅整備事業 ・コミュニティ施設整備支援事業 ・地域の文化・芸術事業 ・環境保全事業 ・安来節のまち振興事業 「公営住宅整備事業」では、公営住宅の老朽化対策や高齢化等のニーズに対応するため、長寿命化計画に基づいて計画的な整備を行っていきます。
どじょうすくい踊りが特徴的な当市の伝統芸能「安来節」は、全国的に知られていることと思います。 当市には、まだまだたくさんの魅力があります。肥沃な平野部から山間地域まで豊かな自然が広がり、また、交通アクセスの便利さを兼ね備え、ビジネスやショッピングと、生活に困ることはありません。都会と田舎の「いいとこ取り」な住みよさが自慢です。 市民の皆さんからは、こんな声が聞かれます。 「人もまちものんびりしていて、せかせかしていないところがいいですね」 「車で10分もあれば中心市街地にも出られ、便利でありながらゆったりのんびり暮らせるので、大変住みやすい」 「安来市に住み続けたい。」そう思える環境であることが、さらなる安来市に住みたいという人を呼び寄せることになると考えます。 生活環境の利便性の向上や移住定住情報の発信を行うための手法を考えています。