和歌山県の玄関口である橋本市は、北に和泉山脈、南には世界遺産・高野山を含む紀伊山地を望み、中心部には紀の川が流れる、自然に恵まれたまちです。 まちは高野山の麓、大和街道と高野街道が交わる場所にあり、古来より交通、文化の要所としての歴史も重ねてきました。 現在でも、南北に延びる南海電鉄高野線が、大阪・難波駅までを通勤圏内の40〜50分程度で結ぶほか、JR和歌山線が市を東西に横断しています。 一方幹線道路を見ても、京奈和自動車道や国道24号、国道371号が、大阪、京都、奈良を結ぶなど、いわゆる交通結節点となっています。 現在市では、 (1)産業の振興と雇用を創出し定住できるまち事業 (2)安全・安心な暮らしを守り支えるまち事業 (3)子どもから高齢者までともに育み学び合うまち事業 を柱とした、橋本創生事業に取り組んでいます。 歴史や地理、文化的特徴を活かしたこのプロジェクトにより、「若い世代の希望をかなえるまち」「住んでよかった、住みたくなるまち」を実現することで、人口減少にブレーキをかけ、持続的で活力に溢れた橋本市の創生を目指しています。
当市の懸念事項のひとつに、人口減少と高齢化率の増加があります。 橋本市では、昭和50年代を中心に大阪のベッドタウン化が進みましたが、この時代から50年前後が経過し、今は高齢化が進む状況となっています。 一方、市内には大学がないこと、就業の場が少ないことなどが誘因となって若い世代の転出が増加。婚姻率や出生率の減少も続いています。 このままでは、労働力人口や地域の担い手の不足を招き、地元産業の衰退等、課題が生じることは明白です。 そこで市では、2060年に人口 47,000 人を確保することを目標に、若い世代が安心して結婚・妊娠・出産・子育てが行えるまちづくりを進めることで、出生率の向上による自然動態の改善を図る方針です。 具体的には、仕事の量や質の確保、観光等の交流・関係人口の獲得、生活や住環境の充実、地元への愛着や郷土愛の育成により、「住んでよかった、住みたくなる橋本市」を実現します。 ただ、既に進んでいる人口減少も要因となり、財政状況は厳しさを増しており、持続的に取り組むためにも、企業版ふるさと納税制度を活用し、企業様と協働で進めていくことを決定したところです。
橋本創生事業は、3つの大きな柱となる事業が一体となって成り立っています。それぞれが展開していくことで、まちの賑わいを創出し、産業を活性化し、乳幼児から高齢者まですべての市民が安心して暮らせるまちをつくることにつながる内容になっています。 具体的な内容は次の通りです。 1.産業の振興と雇用を創出し定住できるまち事業 【事業例】 (1)サイクルツーリズム観光活性化プロジェクト事業 (2)農産物産地化事業 2.安全・安心な暮らしを守り支えるまち事業 【事業例】 (1)SDGs交付金事業 (2)災害備蓄品等整備事業 3.子どもから高齢者までともに育み学び合うまち事業 【事業例】 (1)こども食堂支援事業 (2)家庭教育支援事業(ヘスティア) (3)市内学童保育実施事業 (4)公民館、郷土資料館新築事業 なお、以上の政策実行にあたっては、可能な限り行政のみで進めず、様々な意見を伺い、愛着を感じてもらえるよう市民との協働による施策の推進に取り組み、“ともに創る”ことを大切に行います。
当市の紹介ページをご覧頂き、ありがとうございました。 当市は人口減少・少子超高齢化という厳しい課題に直面していますが、地域の特性を活かした地域づくり・ひとづくりを進めたいと考えています。 具体的には、世代を越えた絆を大切に、市民と行政の協働を推進し、住み慣れた地域で子どもから高齢者までが共に支え合い、将来に向けた持続可能なまちづくりに取り組んでいきます。 私たちは今、急速に進展するデジタル化や、アフターコロナの生活等、まさに時代の転換期を迎えています。 受け継ぐべきところは継続し、見直すべきところは改善・改革し、「元気なまち橋本」を実現したいと考えています。 ご支援のほど、どうぞよろしくお願い致します。