まちの発展につなげる! 新駅を中心にしたまちづくりプロジェクト熊本県 | 菊陽町

熊本県 菊陽町のプロジェクト概要

菊陽町は、熊本県の中央部に位置し、熊本市の北東に隣接しています。早くから土地区画整理事業や工業団地などの基盤整備に取り組んでおり、阿蘇くまもと空港や熊本インターチェンジに近いことから、交通アクセスにも恵まれています。また、豊かな自然や田園風景を残しながらも、生活機能と生産機能を併せもつ「生活都市」として発展を遂げました。 近年では、戸建て住宅や高層マンションなどの住宅地が急増し、また、大規模な商業施設や企業の進出が相次いでいることから、全国でも有数の人口増加率を誇ります。それに伴い、町外からの通勤者や来訪者も大幅に増加しており、住宅地や商業地、工業団地の周辺などで交通渋滞が頻発しています。 本プロジェクトでは、人口増加が著しく、公共施設や商業施設が集まるエリアに新しい駅を設置し、周辺の市街地整備などに取り組むことで、SDGsの理念に基づいた公共交通を活用したまちづくりを推進し、交通渋滞の緩和や新しい賑わい拠点の創出を目指します。

なぜ寄付を募るのか

2021年11月に、経済の安全保障を担う国家的なプロジェクトとして、世界最大手の半導体メーカーTSMCとソニーグループとの合弁会社(JASM)による当町への新工場建設が発表されました。その後、デンソーも出資に加わり、総投資額は約1兆円規模となり、約1,700人の雇用が見込まれています。 2024年末までに新工場の稼働が予定され、さらなる人口増加とそれに伴う交通渋滞の増加が懸念されています。町では新駅の設置により公共交通網を充実させることで渋滞緩和を狙うと同時に、新しい賑わい拠点を創出することでまちの発展につなげたいと考えています。 人口増加が続き、暮らしやインフラなどの様々な課題を抱えながらも、今後、町が生活都市としてさらに発展していくことを見据え、子育て・教育の充実をはじめ、交通・環境対策の推進、住宅確保への対応をしていく必要があります。このような対応を進めていくためには、民間企業の皆様との連携と協働が不可欠であると考えています。町の発展を見守っていただける企業の皆様、協力していただける企業の皆様、一緒に成長したいと考えていただける企業の皆様には、ぜひ参画していただきたいと思います。

プロジェクトのポイント

本プロジェクトでは、新駅設置のための九州旅客鉄道株式会社(JR九州)との協議や各種調査、設計、駅舎建設、周辺整備などを行います。 JASM新工場の稼働を控えているため、スピード感をもって推進する必要があります。  2022年2月 新駅設置要望  2022年春~ JR九州と協議開始  2024年末ごろ JASM工場稼働(予定) 新駅設置の実現により、次のようなメリットが考えられます。  ・子どもたちの通学や町内外への通勤、周辺の商業施設や公共   施設へのアクセス性の向上  ・渋滞緩和による温室効果ガスの削減や、住宅地内の通り抜け   減少による安全性の向上  ・新駅を交通結節点とし、路線バス、巡回バスなどの公共交通   との乗り換え機能の充実  ・拠点形成機能やランドマーク機能が高まり、まちの賑わいづ   くりや地域経済の発展 新駅の北西側は、菊陽杉並木公園、図書館、温泉や物産館を備えた交流施設などが集積し、また、防災機能を備えた総合体育館を建設中であることから、交流人口も増加する見込みです。 このほか、新駅の北東側に市街地整備の構想もあり、このエリア一帯は当町の「新たな顔」となるポテンシャルを備えています。

困りごと・課題

本プロジェクトは、当町中央部の発展著しいエリアにおいて、鉄道を中心とする公共交通を最大限に活用し、環境や交通安全に配慮したまちづくりを進めようとするものです。これにより、子どもたちの健やかな成長や地域住民の暮らしの安心の実現と、企業の継続的な発展の並立を目指します。 新駅の設置がポイントになりますが、「請願駅」であることから、今後、JR九州と新駅設置に関する協議を行っていく必要があります。 地元の住民や企業の皆様をはじめ、企業版ふるさと納税を通じて、広くこのプロジェクトを呼びかけています。これから当町に進出しようと考えている民間企業の皆様にも、当町の構想や理念に共感いただき、プロジェクトの推進を後押ししていただくことで、実現の可能性は大いに高まるものと信じています。

メッセージ

新駅想定地の北西方面には、様々な花や樹木が植栽されている菊陽杉並木公園があります。この町民の憩いの場である公園から新しい駅までを、調和の取れたひとつの空間として整備することで、「まちの新たな顔」となる交流拠点を創出します。 また、新駅北東部の市街地整備の構想においては、住宅地だけでなく、町に不足しているホテルなどの宿泊施設や商業施設などの増加が期待されます。すでに開発が進み大型商業施設や高層住宅などが立ち並ぶ新駅南側エリアと合わせると、様々な機能が集積する「まちの新たな拠点」としてふさわしい場所といえます。 当町は、人口減少が続く熊本県においても、人口が増え続けている数少ない自治体のひとつです。生産年齢人口の割合が県内で最も高く、子育て世帯が多いことから、小中学校の増改築、ICT教育の推進、子ども医療費助成の拡充など、学校教育の充実や子育て支援に特に力を入れています。 これからも生活機能と生産機能を併せもつ「生活都市」としてさらに発展できるよう、民間企業の皆様との協働により、住みやすいまちづくりを進めてまいります。町の発展に不可欠な新駅設置にご賛同いただけると大変心強く思います。

目標金額:10,000,000
SDGs目標
sdg-3sdg-8sdg-9sdg-11sdg-13