高校生レストランを活用した食のまちづくりプロジェクト北海道 | 三笠市

北海道 三笠市のプロジェクト概要

三笠市は北海道のほぼ中央、空知地方南部に位置し、札幌市街から車で30分、新千歳空港からも車で1時間ほどと交通アクセスも良好です。地下にはアンモナイトの化石や石炭層が眠っており、地質学的にも貴重な地域です。  明治時代以降は「炭鉱のまち」として栄えましたが、エネルギー需要の転換とともに鉱山の閉鎖が相次ぎ、一時は6万3,000人を数えた人口も、現在は約8,000人に減少しています。人口減少や高齢化が進むなか、まちの存続と発展を目指し、持続可能な地域づくりへの取組みを進めています。  そのなかのひとつが、道内の公立高校で唯一の食物調理科単科校である北海道三笠高等学校の生徒自らが調理・接客を担当する「三笠高校生レストラン」の運営です。本レストランの活動では、地元農業者との連携により、地域の食材などを使用するほか、一般客へ料理やスイーツを提供して交流人口の増加を図り地域経済の活性化を図るとともに、活力ある地域社会を創り上げる新たな地方創生のあり方を模索しています。  本プロジェクトでは、食のプロを目指す高校生が集い、日々の研鑽を発表するコンクールを運営します。高校生レストラン施設内のキッチンスタジアムを本選会場とし、三笠市を拠点として大会を開催することで「食のまち」としての認知度を高めることを目指します。

北海道 三笠市への寄付で得られるベネフィット

感謝状の進呈

100万円以上を御寄附頂いた際は感謝状を進呈しています。

なぜ寄付を募るのか

四方を海に囲まれ広大な土地を持つ北海道は、それぞれの地域の気候や風土を活かした多種多様な農林水産業が盛んで日本の食卓を支える最大の食糧基地となっています。たくさんの素晴らしい食材が身近にありながら食産業の担い手は減少傾向にあり、さらには昨今の新型コロナウイルス感染拡大による外食産業への甚大な被害、イメージ低下により飲食業界への敬遠も心配されています。  人口減少や高齢化という問題を抱える三笠市は、食に携わる人材を育成し食文化の発信のまちとして成長している途中です。高校生の調理・製菓のコンクールを三笠市で開催することで全国的な知名度獲得と他の市町村との差別化を図り、三笠高校への入学希望者の維持や市民の食への意識向上へとつなげます。  食のプロを育成することは日本の食文化を守るためにも必要であり、こうした取り組みを通して地元出身のシェフが市内や近隣でレストランを開業すれば、食のまちとしての活性化にもつながります。

プロジェクトのポイント

三笠市では次の2つの料理コンクールを開催しています。本プロジェクトでは、2つの大会を継続的に開催・運営することで、若い食のプロを輩出するとともに「食のまち」としての地位を確立することで、賑わい創出や交流人口拡大を目指します。 ①うまいっしょ北海道 全国高校生料理選手権 全国の高校生を対象とした料理選手権です。2020年度から全国へと枠を広げ、食のプロを目指す高校生たちに日々の研鑽を発表する機会を提供しています。 ②ハイスクールパティシエロワイヤル 北海道内の高校生を対象としたスイーツコンテストです。スイーツ王国ともよばれる北海道の食材を使ったスイーツを2人1組で競います。入賞作品は商品化されるため、パティシエデビューのチャンスの場でもあります。 いずれも、地域活性化の根幹となる人材及び産業の育成を図るため、「企業」「市町村」「団体」等が連携した協働プロジェクトです。本選会場は三笠市内のキッチンスタジアムを予定しており、プロジェクトの費用は、本選出場者や審査員の旅費交通費など、大会の運営費に充てさせていただきます。

困りごと・課題

高校生を対象とした料理コンクールは全国で開催されていますが、三笠市が目指すのは最高峰の大会です。そのためには継続して開催することが必要不可欠であり、知名度が上がることで参加校が増え、さらに知名度が上がるという好循環を生むことが重要です。 とはいえ、いずれの大会も毎年財源確保に苦慮しているところであり、このままだと継続が難しい状況と言わざるを得ません。食のまちづくりによる活性化を掲げている以上、これらの大会を継続して開催する必要があり、毎年1回ずつは開催したいと考えています。 当事業の趣旨にご賛同いただき、ご協力いただける企業を募集しています。

メッセージ

本プロジェクトでは、高校生の成果に対して単なる賞の授与にとどめず、入賞作の商品化や研修制度などを充実させ、貴重な体験を通して学ぶ機会を設けています。また、北海道や全国各地の食材を活用したコンクールを実施することで、食のプロを目指す多くの高校生のモチベーション向上と技術力の向上を図っていきます。  本事業により、三笠市=食文化発信のまちとして全国から注目され、交流人口・移住定住者の増加が見込まれます。コンクールの認知度が上がれば、当日の見学を目的に道内外から足を運ぶ方が増えることが予想されます。また、より高いレベルのコンクールにすることにより「地元食材」のブランド力をあげ、「地元食材」の取引価格の上昇や流通量の増加にもつなげたい考えです。  まずは日本一の大会を目指し、いずれは世界規模の大会に育てたいという思いもあります。  ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

現在の寄付額
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目標金額:10,000,000
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寄付件数
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