甲府市は、2019年にこうふ開府500年を、2021年には武田信玄公生誕500年という歴史的節目を迎えました。信玄公の父、信虎公は弱冠14歳で甲斐守護職を継ぎ、反旗を翻す有力土豪を制圧し、永正16年(1519)に居館を築き城下町の建設に着手しました。これが甲斐の府中「甲府」の始まりです。 甲府城は、豊臣秀吉配下の浅野長政・幸長父子などにより、今からおよそ400年前に築城されましたが、明治時代の廃城政策で建物が取り壊され、「舞鶴公園」として開放されました。しかし近年、城跡の発掘調査も始まり、同時にかつての建造物、鍛冶曲輪門、稲荷曲輪門などの門や稲荷櫓が復元されました。 市民が当市の歴史や伝統・文化を再認識するなかで、郷土愛の醸成を図り、次の500年に向け地域の特性を活かしたまちの活性化を図るため、この度、城がつなぐまち「甲府城周辺地域の整備事業」を実施します。城がまちのシンボルとなり、城を中心にまちと人、人と人がつながり、様々な交流を通じて賑わいを取り戻し、新たな文化を創造するまちを目指します。 本事業へのご支援を、よろしくお願いいたします。
当市は、太平洋戦争末期に空襲を受け、歴史的な趣のある建築物などの多くが消失しました。その後、先人の努力により活気にあふれ魅力ある政治・経済・文化の中心地として復興しました。 しかし日本の各地方都市と同様に、モータリゼーションの進展などとともに、住民の生活行動や企業活動の広域化により、郊外へ人口や商圏が移動し、当市の顔である中心市街地の空洞化が進んでいます。 今後、多くの人々が集う持続可能なまちとしていくためにも、地域の魅力や文化を創造・発信していくとともに、何百年にわたり県の中心であり続けた甲府城周辺を含む中心市街地の再活性化は、大きな課題となっています。
「甲府城周辺地域の整備事業」は、甲府城の歴史・文化と緑を感じながら、ゆっくり過ごせる、また来たいと思える空間づくりを目指しています。 具体的には、主に以下の3つをポイントに市街地を「小江戸甲府」の雰囲気や賑わいを感じられるよう整備します。 ①城周辺で多様な魅力を創出することで、甲府エリアの価値向上、中心市街地の活性化を目指します。 ②甲府のシンボル(城周辺)が輝きを取り戻し再生することで、シビックプライド向上を図ります。 ③城周辺の観光資源をつなぐ回遊ネットワークを充実することで、交流人口の拡大を図ります。
本事業によるまちの活性化には、企業の皆様の力は欠かせません。 本事業へのご寄付や、当市の歴史を資源として賑わいを演出するための企画、また企業の皆様の事業とのコラボレーションなどのご支援を、企業版ふるさと納税を通じてお願いいたします。 企業の皆様のご支援で特にお願いしたいポイントは以下の2つです。 ①住み続けられるまちづくりの実現に向けた取り組みとして、社会問題の解決に連携する新たなパートナーシップの構築。 ②地域活性化に向けた新事業開発への提案や協力。 ご支援をご検討いただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
甲府はかつて、甲府城を中心に小江戸と呼ばれるにふさわしい賑わいと、文化の成熟性を有したまちが整備されてきました。この甲府城は、豊臣秀吉配下の浅野長政・幸長父子などによって、およそ400年前に築城。その後、徳川綱吉の側近、柳沢吉保の労により城下町が形成され、発展してきました。 本事業は甲府城周辺地域の整備により、「小江戸甲府」の雰囲気や賑わいを感じられるようにし、中心市街地の活性化を目指すものです。 企業の皆様におかれましては、当市の新たなまちづくりに、ご一緒していただければ幸いです。連携してつくり上げたまちが甲府城とともに後世に引き継がれること、期待しております。 本事業へのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。