世界遺産登録の奄美大島、日本で唯一海峡をもつ瀬戸内町にワーケーションを誘致するプロジェクト鹿児島県 | 瀬戸内町

鹿児島県 瀬戸内町のプロジェクト概要

瀬戸内町は、2021(令和3)年7月に世界自然遺産に登録された奄美大島の最南端に位置する「日本で唯一海峡をもつ町」です。世界遺産登録は主に陸域の生態系が評価されたものでしたが、海も希少で多様な自然環境にあふれています。特に奄美大島と加計呂麻(かけろま)島の間にある「大島海峡」は美しいリアス海岸で、200種とも言われるサンゴが生息しているほか、冬にはザトウクジラがやってきます。 本プロジェクトはワーケーションを推進するもので、その一環として町内にある福祉センターの2階部分を改修し、テレワーク施設「すこやか福祉センター"HUB(ハブ)"」として2021年12月に開業しました。この施設を多くの方に視察いただき、ここにしかない充実した環境を体感してもらいたいと考えています。 そして将来的には、バケーションを楽しむコンテンツを企画したり、当町と継続的に関わっていけるように「企業と企業」「企業と地域」を結んだ事業展開を目指しています。「すこやか福祉センター"HUB"」には、オンラインミーティングに対応したWi-Fi環境やブースなども設置しています。

鹿児島県 瀬戸内町への寄付で得られるベネフィット

企業名の掲載

本町ホームページ及び広報誌等へ企業名・寄付額(公開を希望される場合)を掲載します。

当プロジェクトの狙い

当町の特徴は、豊かな自然環境と地域住民の人間性のすばらしさです。奄美大島に伝わる「結(ゆ)い」の精神で助け合い、新しいことにチャレンジを続けています。企業の皆様には、まずはワーケーションで当町を訪れていただき、町の魅力を感じてもらいたいと考えています。そして、町と継続的な関係を構築し、新しい事業の立ち上げなどに関わっていただけることを期待しています。 また、当町には大学がなく、大半の学生は高校卒業後に町外に出てしまいます。そのため、18~25歳の人口が極めて少なく、少子高齢化や若者向けサービスの低下も加速しています。今回の募集では大学などとの協業によるプロジェクト誘致も行います。町なかで大学生を見かけるような状況をつくり出し、そこからも新たな雇用やビジネスチャンスを創出したいと考えています。

プロジェクトのポイント

本プロジェクトは、以下の2点を軸に進めています。 1.ワーケーションによる長期滞在を生かした地元の関わり ほかの自治体でもワーケーション事業が進められていますが、当町では一般的な短期旅行では得られない、地域との密接な関係性をつくり出せることが特色です。具体的には、地域の人と交流する機会や当地ならではの体験に参加できる場を提供します。利用者は、地域に密着し当町の魅力を体感するだけでなく、地方が抱える課題を知ってもらい、ビジネスチャンスにつながればと考えています。 2.「企業と企業」「企業と地域」のマッチング 当町は「ゼロカーボンシティ宣言」をしています。これは将来にわたり豊かな自然環境のもとで暮らしていくことを真剣に考えているからです。本プロジェクトから生まれる新たなパートナーとの出会いが、当町の課題を解決すると期待しています。企業の皆様にとっても、未来につながるまちづくりに関わることがプラスに働くことと信じています。海洋資源(ブルーカーボン)を活用した温暖化防止対策やブルーエコノミー活動に関心をお持ちであれば、当地の企業とともに取組みへのしくみを考えたり、当町が抱える課題解決につながるようなビジネスマッチングを目指していきます。

困りごと・課題

宿泊施設が足りないという点が懸案事項として挙げられます。当町には大型のホテルや旅館がありません。そこで、廃校をリノベーションして宿泊施設に活用するといったことも、新しいプロジェクトとして進めていきたいと考えています。 そのほか「カーボンニュートラルへの挑戦」として、ブルーカーボンへの取組やブルーエコノミーの創出に向けた動きを始めています。しかし本格的に着手できていないことも多いので、新規事業として立ち上げるチャンスや発展性があります。当町とともに、課題解決に取り組んでいただける企業を募集しています。

メッセージ

本プロジェクトでは、「地域が抱える課題を解決する」ことだけではなく、「当町の資源や強みを生かし、ワクワクしながら新しい事業を展開し、まちづくりに貢献したい」と願う企業の皆様との出会いにも期待しております。 近年、自然環境の変化や新型コロナウィルスの感染拡大により「いかに社会の課題を解決するか?」を意識しながら行動することが増えているように感じます。しかし本プロジェクトでは、ワーケーションをきっかけに生まれる出会いを楽しみ、ワクワクを感じてもらいたいと願っています。その先に関係人口の増加や新たな事業創出やマッチングが生まれると信じています。 まずは、瀬戸内町にお越しいただき、バケーションを満喫してください! 日本にいながら「行ったことがない」「よく知らない」というのは、もったいない、すばらしい町です。

目標金額:5,000,000
SDGs目標
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