清水町は「くらしやすさで未来をともにつくるまち」をキャッチフレーズに、これまで培ってきた「くらしやすさ」に一層の磨きをかけながら、町民や地域の人々とともに未来を創造し、多くの人々を惹きつけ続ける魅力あるまちを目指しています。 本プロジェクトでは、第2期清水町まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略(令和３年策定)に従って、地域産業の振興や移住・定住の促進、 子育て支援、健康(幸)づくり、特色ある教育環境の整備等に取り組んでいます。
国勢調査に基づく清水町の人口はこれまで増加基調が続いてきましたが、直近の2010年から2015年にかけて、初めて減少となりました。国の推計では、2065年には、2015年と比べて、40.6％の減少が見込まれています。さらに、人口規模の縮小だけでなく、同時に人口の高齢化も着実に進行することが予想されています。 このような状況が進行することによる影響としては、収入減による行政サービスの低下、地域産業の活力の低下、廃業や撤退に伴う町内消費の縮小等が見込まれ、将来、深刻な影響を及ぼすことが危惧されます。 このような状況に対応するため本プロジェクトを推進し、御賛同いただける企業様とともに、様々な関係主体とパートナーシップを築きながら、協働・連携によるまちづくりを推進していきます。
ア 地域の特性を生かし、安心して働けるまちをつくる事業 ・中小企業の支援や起業支援の強化を行い、人材の確保や育成を通じて既存企業の減少や縮小を留める政策を積極的に展開します。 2024年度までに町内立地企業事業所数1,088社を目指します。 イ 清水町への新しい人の流れをつくる事業 ・本町の立地を生かし、周辺市町や首都圏のベッドタウンとして住みやすい環境の整備を図ることで、転入超過に向けた政策を推進します。さらに、富士山のめぐみ柿田川周辺地域を観光の軸として、まちの魅力を積極的に町内外に発信することにより、交流人口・関係人口拡大につなげます。 2024年度までに人口の社会移動が転入超過になることを目指します。 ウ 若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえる事業 ・自然動態の減少抑制、将来的な人口の維持のため、今まで以上に子育て環境を充実させ、「子育てのまち」としてのイメージを発信し、若い世代が移り住む動機となるよう働きかけます。 2024年度までに出生数240人を目指します。 エ 笑顔があふれ、いつまでも健康で安心な暮らしを守る事業 ・コミュニティに立脚した快適な住環境を構築するため、道路や下水道、公園などの整備や大規模災害などに備えた体制づくりの更なる強化を進め、安全で住みやすいまちとするとともに、医療・福祉サービスなどの機能を確保し、町民一人ひとりの笑顔があふれ、いつまでも健康で活躍できる「笑街健幸」のまちを目指します。 2024年度までにこころもからだも健康だと感じている町民の割合72.0％を目指します。
人口規模がコンパクトな清水町では、将来にわたって事業を継続して実施していくため、事業資金を確保するとともに、官民一体となった社会全体の事業として、御賛同・御支援いただける企業様を募集しています。また、シティプロモーションやSDGs分野における活動などにおいて、協働・連携いただける企業様を歓迎しています。本町の持続的な発展に向けて、お力添えをいただければ幸いです。
清水町は静岡県東部に位置する、温暖な気候の自然豊かな清流の町です。 霊峰富士を北西に望み、町の中心を柿田川が流れています。日量約100万トン超の湧水量を誇る柿田川は日本三大清流のひとつと言われており、最上流部に整備された柿田川公園では、多数の「湧き間」やミシマバイカモ、アオハダトンボなどの貴重な生態系を観察できます。ぜひ、町のシンボル・柿田川湧水の価値を活かした取り組みをしていただける企業様を歓迎します。
令和３年度に「第2期清水町まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略」を策定し、令和7年度までの５カ年計画として本プロジェクトをスタートしました。事業ごとに数値目標を定め、その実現に向けて取組を進めています。
