「三笠ジオパーク」推進事業北海道 | 三笠市

北海道 三笠市のプロジェクト概要

三笠市は北海道のほぼ中央、空知地方南部に位置し、札幌市街から車で30分、新千歳空港からも車で1時間ほどと交通アクセスも良好です。およそ1億年前の「生命の痕跡」とされるアンモナイトの化石、北海道という島の成り立ちを物語る垂直に隆起した地層、5,000万年もの年月をかけて生成された石炭など、地質学的にも貴重な地域です。 およそ150年前に石炭が発見され、北海道初の近代炭鉱が開かれたことをきっかけに、鉄道が敷設され、開拓や炭鉱労働者を確保する目的で空知集治監(現在の刑務所)が置かれるなど、北海道開拓のパイオニアとして発展してきました。1億年前から現代に至る長い歴史と、そこから生まれた伝統・文化の保全を目指し、2013(平成25)年には「三笠ジオパーク」が認定されました。 本事業では、「三笠ジオパーク」を通じて地域の資源を1つの物語としてつなぎ、まちを丸ごと楽しめる取組みを推進します。当地ならではの歴史・風土・文化・資源の保護・保全や活用を、サステイナブルツーリズムとして「見て・学んで・楽しんで・体験できる」多彩なプログラムとして展開し、地域おこしや経済振興、人材育成などを進めます。

北海道 三笠市への寄付で得られるベネフィット

感謝状の進呈

100万円以上を御寄附頂いた際は感謝状を進呈しています。

なぜ寄付を募るのか

当市は石炭産業を中心に発展し、1950年代には人口が6万3,000人を超えていました。しかし、エネルギー需要の転換とともに鉱山の閉鎖が相次ぎ、近年は約8,000人に減少しています。市の存続と発展のためには、持続可能な地域づくりに取り組んでいく必要があると考えています。 当市は炭鉱に依存していたこともあり、観光分野で遅れをとっています。そこで2013(平成25)年に「三笠ジオパーク」認定を受け、地域資源を活用したツーリズムを進めてきました。近年では地域ESD(持続可能な開発のための教育)活動推進拠点として、地域振興や教育、環境の保全などを柱に据えて活動を行っています。 ジオパークとSDGsは親和性が高く、持続可能な社会を目指す当市にとって、SDGsは大きなビジョンとなっています。当市では見える化や取組みの比較を行うなど、SDGsと連動したワークショップや企業研修にも取り組んでいます。企業の皆様には、寄附を通じて当市をご支援いただくことが、SDGs活動の一環になると考えています。

プロジェクトのポイント

「三笠ジオパーク」では、北海道の成り立ちや化石と石炭の物語、開拓の歴史などを「見て・学べる」施設として整備しています。海でアンモナイトが泳いでいた太古から、炭鉱のまちとして栄えた現代まで、「一億年の時間旅行」を、五感を使って体感・探求できる環境づくりを進めています。 ジオパークを通して地域の資源や魅力を多くの人に伝え、当市が「また訪れたい」「ここで住みたい・働きたい」と思える場所になることを目指しています。 本事業では、地形や地質遺産、自然遺産、文化・産業遺産の保全に力を入れることで、地域振興を目指します。なかでも北海道初、全国では3番目に運行を開始した鉄道は、当地を代表する貴重な遺産の一つと捉えており、SLを動態保存することで開拓の歩みを伝えています。ほかにもアンモナイトの化石を含む地質や、当地が育んできた歴史・伝統・文化の保護と保全にも注力していきます。

困りごと・課題

当市は、北海道では歴史の古いまちとして知られています。 1879(明治12)年の幌内炭鉱の開坑を機に人の往来が盛んになり、1882(明治15)年には開拓を目的として空知集治監(現在の刑務所)が設置され、同じ年には石炭を輸送するための鉄道が幌内と手宮(小樽)間で開通しました。以降は「石炭のまち」として栄え、さらにアンモナイトやエゾミカサリュウ(国の天然記念物)等の化石が発見されたことでも注目を集めるようになりました。 1億年にわたる「歴史の証人」といえる地層や化石、また北海道開拓の歴史や文化を後世にしっかり伝えるためには、継続的な保全・保護活動が必要です。貴重な資源を有効に活用することで地域振興を図り、持続可能な社会へつなげたいと考えています。100年後、1000年後の地域のために、皆様からの支援をお待ちしています。

メッセージ

北海道において開拓の先陣を切った当地も、相次ぐ炭鉱の閉鎖によりかつての活況は見られなくなりました。人口減少や高齢化にも歯止めがかからず、「限界自治体」に近づきつつあると危機感を抱いています。 当市が目指しているのは、持続可能な社会の実現であり、100年後も続く地域づくりです。当市を訪れる人や住民にとって魅力的なまちであり続けるためには、地形・地質遺産や自然遺産、文化・産業遺産など、当市ならではの資源を適切に保全し、効果的に活用することが求められています。 本事業は、「1億年の時間旅行ができるまち」として、持続可能な社会を目指す挑戦でもあります。企業の皆様には、100年、1000年後も輝きを放つ魅力的なまちづくりに一緒に取り組んでいただけないでしょうか。 ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

現在の寄付額
400,000
目標金額:110,000,000
※目標金額を達成すると自動で募集終了となります
寄付件数
3
募集終了日
2025/03/31
SDGs目標
sdg-4sdg-6sdg-8sdg-11sdg-14sdg-15