地域資源を活用した観光振興の実施愛知県 | 美浜町

愛知県 美浜町のプロジェクト概要

愛知県知多半島に位置する美浜町は、自然豊かな里山と美しい海に囲まれ、貝類やシラスなどの海産物に恵まれています。 観光名所としては、当町のシンボル的存在の「野間埼灯台(野間灯台)」をはじめ、工場見学やせんべいづくり体験ができる「えびせんべいの里」、海の幸が堪能できる海鮮市場「魚太郎」、親子で楽しめる「南知多ビーチランド」、塩づくり体験ができる「食と健康の館」、歴史ある「大御堂寺 野間大坊」などがあります。 本プロジェクトでは、観光客を誘致する施策の一つとして、特産物を使った商品を開発・販売する事業を進めています。2015年からは、アサリを餌とするツメタガイ(海音貝、美浜町では「うんね」とよぶ)を活用した商品化の検討を始め、翌年には「海音貝の惣菜」と「生海苔のつくだ煮」を販売しました。2021年3月には日本福祉大学の学生と協同して海水から作る「美浜の塩」や、特産のフルーツを使った「はまぷくサイダー」「かっぱさいだー」を企画・販売しました。 現在も半田商業高校の学生と連携し、商品開発を進めています。今後は、美浜町出身の山本音吉(おときち)を観光事業の要素に加えていきたいと考えています。

なぜ寄付を募るのか

当町は、人口減少や年齢別人口のアンバランスという問題に直面しています。 出生や死亡に伴う自然動態は、2002年以降死亡数が出生数を上回る状況が続いており、直近5年間をみても死亡数246~265人に対し、出生数は101~128人となっています。 一方、社会動態では転出者が転入者を上回る状態が続いており、このままでは働き口や労働人口の減少、将来的には町の存続にも関わる問題となることが懸念されます。 当町の魅力である豊かな自然と人の温かさを生かし、町民がいつまでも元気で生き生きと暮らし、住んでよかったと実感できる賑わいのあるまちづくりを目指しています。

プロジェクトのポイント

本プロジェクトは、地域資源を活用した観光振興策に取り組みます。 1.特産物を活用した「美浜ブランド」の開発 当町では、うんねを使った「海音貝(うんね)の旨煮」や「生のりのつくだ煮」を販売、これまでに約4,500個売り上げました。当地で初めてうんねを知った人がリピーターとなっているほか、マスコミ等でも取り上げられ、着実にその名が広まっています。 2021年4月には、日本福祉大学の学生と町が連携し、特産の「美浜の塩」とフルーツを使った「はまぷくサイダー」と「かっぱさいだー」の販売も始開始。有志で参加した学生は、農産物を学んだり、農家を訪ねたりして商品化を進め、味やデザインなどに学生のアイデアを盛り込みました。 2.美浜町出身の偉人・山本音吉を観光PRに活用 江戸時代末期に米国や英国を巡った美浜町出身の偉人・山本音吉の認知度向上を目指し、2021年5月、小野浦地区に「廻船と音吉記念館」がオープンしました。音吉が乗っていた「宝順丸」の船主・ 樋口家の居宅の一部を改装した施設では、音吉らが寝泊りしたと伝わる蔵も公開しています。これを契機に、山本音吉をさらにPRしていきたいと考えています。

困りごと・課題

町内には「野間灯台」や「大御堂寺 野間大坊」「えびせんべいの里」といった観光スポットがありますが、これらを連携した施策を実行できておりません。 今後は、こうした観光資源をどう生かしていくかが課題です。

メッセージ

日本福祉大学とのコラボによって誕生した「美浜地サイダー」は、学生が試行錯誤を繰り返し、3年を費やして商品化しました。 参加した学生からは「ヒト・モノ・カネを円滑に動かすことの難しさや、町の方々の温かさを感じることができました」「町の魅力をたっぷり詰め込んだ商品を開発できました」といった声が寄せられています。 こうした取組みを通じて、町の魅力をさらに発信できればと考えています。今後も日本福祉大学と連携し、若い力とともに特産品の開発と町の活性化を進めていきます。 新型コロナウイルスの感染拡大により、当町も観光業が大打撃を受けています。本プロジェクトを実現することで町の魅力を広く発信し、観光客の呼び戻しにつなげたいと考えています。 ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

現在の寄付額
200,000
目標金額:5,000,000
※目標金額を達成すると自動で募集終了となります
寄付件数
2
SDGs目標
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