次世代へ引き継ぐ桜のバトン【愛知県岩倉市】愛知県 | 岩倉市

愛知県 岩倉市のプロジェクト概要

愛知県北西部に位置する岩倉市は、県内でいちばん面積が小さな市です。名古屋市中心部からアクセス良好な距離にありながら、のどかな田園風景も広がる住みやすいまちです。 市内を北から南に流れる五条川は桜の名所として知られ、両岸に続く約1,300本の桜並木は、まちのシンボルとして親しまれています。この桜並木は、1949(昭和24)年にまちおこしの一環として約300本の桜を植樹したことから始まり、日本の「さくら名所100選」にも選ばれています。 春には「岩倉桜まつり」が開催され、川にアーチがかかったように咲き誇る満開の桜や、花びらが散って川面に浮かぶ「花筏(はないかだ)」などを楽しめます。また、手染めのこいのぼりを川の流れの中で洗う「のんぼり洗い」が行われるなど、春の風物詩として多くの観光客で賑わいます。 しかし、近年は樹齢60年を超えるものも多く、市民ボランティア団体「岩倉五条川桜並木保存会」と協力して保全活動に努めていますが、樹勢の衰退したものも多く見られます。 本プロジェクトでは、老木の長寿命化や後継木の育成、植替えなどに取り組み、将来にわたって美しい五条川桜並木をつないでいくことを目指します。

愛知県 岩倉市への寄付で得られるベネフィット

30万円コース

感謝状の贈呈及び市HPへの企業名の掲載

なぜ寄付を募るのか

樹齢60年を超える桜が多いこともあり、近年は強風や大雨などによる倒木や枝折れが多く見られるようになってきました。2018(平成30)年に発生した台風(21・24号)では、のべ80本を超える木が倒れる等、大きな被害を受けました。 樹木医からは、狭い間隔で植えられている木も多く、成長する過程でお互いが干渉して樹勢が弱まっていると診断されています。こうした木の寿命をのばすには、間引き伐採や剪定、肥料を与えるなどの措置をこれまで以上に行う必要があります。また、将来に向けた桜並木の保全のためには、後継木の育成や植替えなども並行して進めていかなくてはなりません。 五条川の桜並木は、まちのシンボルであると同時に、市民の心のふるさとともいえます。春に開催される「岩倉桜まつり」は、多いときには10日間で40万人もの観光客が訪れる人気イベントです。美しい桜並木とこのまつりを次の世代へつないでいくためにも、早急に対策を講じることが重要と考えています。

プロジェクトのポイント

本プロジェクトでは、次の3つを中心に取り組みます。 1. 桜を次世代へつなぐ保全意識の醸成 岩倉五条川桜並木保存会では、「岩倉五条川・百年桜・千本並木」をキャッチフレーズに掲げ、保全活動に取り組んでいます。当市もこの取組みを次世代を担う子どもたちに広げたいという思いのもと、樹木医や保存会の皆さんに協力をいただきながら、施肥や枝切りなどの作業を体験する機会を設け、次世代の桜守の育成をサポートします。 2. 「岩倉五条川・百年桜・千本並木」に向けた保全活動 狭い間隔で植えられている状態の解消に向けて、枯木の間引き伐採を行うとともに、間引き剪定や施肥作業などで樹勢回復に取り組みます。また、後継木の育成や植替えなどを行い、保全活動を推進します。 3. 桜の廃材を利用した商品の開発 企業や大学、障害福祉サービス事業所などと連携し、伐採や剪定作業で生じた廃材を利用した商品開発に着手します。そして貴重な資源の再利用に取り組みます。

困りごと・課題

春になるときれいな桜色に染まる五条川は、市民にとって「心のふるさと」ともいえる大切な場所です。満開の桜が両岸からアーチのように張り出している様子や、川面を彩る花筏など、毎年繰り返されてきた景観を守るため、当市では「岩倉五条川桜並木保存会」と協力して保全に取り組んできました。しかし、近年は老木が増え、長寿命化に向けた早急な対策が必要となっています。 桜並木を維持していくためには、伐採などに加えて、樹勢が弱まった老木の植替えも必要と考えています。新しく植えた桜の木が一人前になるには、一定の生育期間が必要であるため、継続して作業を進める予定です。五条川の美しい桜並木を未来へつなぐためにも、ぜひご協力をお願いいたします。

メッセージ

五条川の桜並木は、市民はもちろん、国内外の多くの方々に愛されています。春にはまち全体が華やかに色づき、桜を楽しみに訪れる人々で賑わいます。 その中心にある五条川の桜並木は、当市のシンボルでもあり、守っていきたいまちの貴重な財産です。企業の皆様からご支援いただいた寄附金は、桜並木の保全再生のため大切に有効活用いたします。 皆様のご支援・ご協力をお願いいたします。

目標金額:100,000,000
SDGs目標
sdg-11sdg-17