北海道 東神楽町のプロジェクト概要

東神楽町は、道北の中心都市・旭川市に隣接する人口約1万300人の町です。当町のある上川盆地一帯は北海道の主要な米の産地として知られ、米や野菜を中心とした農業が盛んです。 道北の空の玄関口である旭川空港があるなど、インフラ整備も進んでいます。また、「花のまち」として景観に配慮したまちづくりに取り組んでおり、田園風景と市街地が調和する、豊かな自然環境も魅力です。 本事業では、町役場周辺に新しい町のシンボルとなる複合施設を整備します。当町出身の建築家・藤本壮介氏に設計を依頼し、環境や景観に配慮したプランが完成しました。既存の建物を生かしつつ、円形回廊などを巧みに組み合わせ、新施設全体を取り囲むように木々を配しています。 自然との調和がとれた「森に囲まれた庁舎」は、全国でもほかに例を見ません。役場正面には「花のまち」らしい大きな花畑をつくる予定です。 さらに太陽光発電システムや地中熱を利用した空調設備を採用するなど、環境にも配慮しています。住民の交流拠点としての機能も備え、住みやすいまちづくりに貢献する施設を目指します。

なぜ寄付を募るのか

当町は「花のまち」として、景観や環境に配慮した持続可能なまちづくりを進めています。新施設も、まちづくりの基本コンセプトのもと、自然と調和する町のシンボルになるべく設計等を進めてきました。 建設工事にかかる全体予算のうち、太陽光発電システムや地中熱ヒートポンプによる空調設備といった再生可能エネルギー関連の施設、樹木やガーデンの整備など、環境や景観づくりに必要な経費は、企業版ふるさと納税による寄附金を活用したいと考えています。 「花のまち」ならではの風景と、地球にやさしい持続可能な施設の実現に、ぜひご協力いただければと思います。

プロジェクトのポイント

新施設の整備にあたり、 ・東神楽町のシンボルとなる施設であること ・複合化によって、にぎわいや交流の相乗効果を実現すること ・環境に配慮し、防災拠点としても安全性の高い施設であること を目標に掲げて取り組んでいます。 設計は当町出身の建築家・藤本壮介氏に依頼し、庁内外の関係部局と対話を重ね設計プランが完成しました。具体的には、庁舎の一部や図書館は既存の建物を活用し、診療所や消防会館、多目的ホール、バスセンターなどは、建て替えまたは新設します。 施設周辺には高さを揃え木々を植えて一体感をもたせ、当町らしい景観をつくり出します。役場の周囲に配される円形の回廊沿いにあるスペースは、今後施設の増改築に対応可能です。将来にわたって景観や機能が色あせない、持続可能な施設を目指しています。 新施設は、2024年3月の完成を目指し、2021年5月から第一期工事が始まっています。今後は、2022年5月に第2期、2023年5月に第3期工事が予定されています。

困りごと・課題

当町は、水田などの農地と住宅地が隣接する、自然と調和したまちです。また、全国的に知られる「花のまち」として、花を活用した環境整備にも力を入れています。しかし、「花の名所」のような公園や施設はありません。当町の美しい景観は、町民が自宅の庭や職場に花を植えて景観向上に取り組み、つくり出しているのです。 新施設には、景観に配慮した町の中心施設として機能するとともに、自然と共存するまちづくりの成功例となることが期待されています。 当町出身の建築家・藤本壮介氏が設計を手がけたこの施設は、機能的で景観に優れていることに加え、にぎわいを創出できる拠点として、長く町民に愛されることを目指しています。これまでにない新しい視点から公共施設のあり方を提案する今回の試みは、日本建築大賞など数々の受賞歴をもつ藤本氏の代表作として、広く世に知られることでしょう。

メッセージ

旭川市に隣接する当町は、北海道で5番目に小さい町です。しかし、1989(平成元)年から始まった大規模宅地開発により、1990(平成2)年に約5,700人だった人口が2013(平成25)年には1万人を超えるなど、過疎化が進む道内において注目されています。 近年は「花のまち」としての取組みが広く知られるようになりましたが、旭川空港以外のランドマークや大規模施設をもたない当町にとって、本事業がまちづくりに果たす役割は大きく、町民からも大きな期待が寄せられています。 新施設は役場を中心とした行政の中心であり、多くの文化施設が集まる町民の交流の場としての役割も担っています。庁舎やさまざまな施設が森に抱かれているような当町らしい景観は、町民が誇りをもって暮らす「シビックプライド」の醸成にもひと役買ってくれるのではと期待しています。 新しいシンボルをつくり出す本事業は、当町にとって数十年に一度の大規模かつ大切な取組みです。町の未来がかかった一大プロジェクトへのご支援を、よろしくお願いいたします。

現在の寄付額
300,000
目標金額:181,500,000
※目標金額を達成すると自動で募集終了となります
寄付件数
1
募集終了日
2025/03/31
SDGs目標
sdg-3sdg-7sdg-11sdg-15